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こんにちは!
一人旅の楽しみをさらに多くの方々に知ってほしい
もっと一人旅がしやすくなる情報提供や仕組みづくりがしたい
という思いで「ソロトリ」にジョインしました、ハルカです。
ソロトリには、一人旅や一人ご飯が大好きな熟練ソロトラベラーが多数在籍しています。
日帰りで気軽な旅はもちろん、PC片手にワーケーションがてら日本中を一人で旅しまくるメンバーも。
そんな、一人旅上級者集団であるソロトリメンバーが
実際に旅をしたからこそおすすめできる、素敵な旅体験&観光スポットを紹介したら絶対おもしろい!
ということで、メンバーによる連載を始めることにしました。
私が一人旅の楽しさに目覚めたのは、大学生のとき。
いま思い返すと、ニューヨーク在住だった友人を一人で訪ねて行ったのが、初めての一人旅体験だったかもしれません。
世界一周旅行には到底及びませんが、世界12ヵ国を訪問していて、2020年も2回の海外旅行を計画していました。(コロナの影響から断念することになりましたが…)
実はソロトラベラーになったきっかけは、「一人旅が大好き!ぜったい一人で旅したい!」という理由ではなく、「行きたい場所がマイナーすぎて一緒に行ってくれる相手がみつからない」
「休みのタイミングが友人と合わない」
といった状況からでした。(苦笑)
思い切って一人で旅行してみると、かなりの弾丸スケジュールで行先を詰め込んでもOK!まわりに気を遣わないので気楽に行動でき、大満足。
また一人でもいいからマイナーな場所に行ってみようかな、という体験を重ねるうちに、年に1回くらいは国内外問わず一人旅に出かけるようになりました。
今回は、ずっと気になっていた出雲大社へ一人旅した体験をご紹介します。
前職を退職した有休消化期間である今年2月に、首都圏からは遠くてなかなか行きにくい場所へ行ってみたいな、と思い決行しました。
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目次
いざ憧れの出雲大社へ!
1.東京から出雲大社への道のり
飛行機で出雲大社へ向かうのが一番早くて、お値段もお安く済むのですが、私は憧れの寝台列車で往復しました。
なぜなら、寝台列車に乗って旅するのは、小学生の頃からの夢だったから!
今回の旅は、憧れの寝台列車に乗るというのもひとつの目的でした。
東京駅22時発、出雲市駅9時58分着の、12時間の寝台列車旅です。個室の寝台を選んだので片道23,000円以上、往復では5万円近くになりました。
ちなみに都心から飛行機で向かう場合は、羽田空港⇔出雲縁結び空港の便が出ています。片道1時間20分ほどで、料金1.5万円ほどなので、お時間と予算をふまえると飛行機の方が圧倒的に効率的です。
しかし、時間に余裕がある場合には、非効率を楽しむのも贅沢ですよね。
2.寝台列車「サンライズ出雲」で出発
「サンライズ出雲」とは、東京と山陰エリアを結ぶJR西日本の寝台列車。(東京-岡山までは「サンライズ瀬戸」と併結しています)
新型コロナ流行前はなかなか予約が取れず、予約開始と同時に即完売していたようです。
寝台の種類はさまざまあって、一番安い「ざこ寝」シートは「ノビノビ座席」といいます。ざこ寝といってもちゃんと指定席で、簡易的な仕切りも、シーツも読書灯も床暖房まであるようです。
男性おひとりの方、小学生くらいのお子様連れ家族が利用されているのを見かけました。ヨガマットを持参している方もいて、それだと長時間横になっても痛くなさそう。
ノビノビ座席であれば、東京-出雲市間は片道16,000円くらいととてもリーズナブルな価格です。男性一人旅や、複数人でのグループ旅行にぴったり。
わたしは最もベーシックな「B寝台 シングル」を選びました。
鍵がかけられる個室寝台で、パジャマもコップも、簡易テーブルもベッドもあって快適。ビジネスホテルみたいだなと思いました。
朝、目が覚めてカーテンを開けると、島根の美しい田園風景が車窓いっぱいに広がっていました!
都心とはまったく異なる、みずみずしくて穏やかな景色に、「ああ、わたし旅をしているなぁ…」と感じて、幸せで胸がいっぱいになりました。
わたし的、出雲周辺エリアで大満足した観光スポット6選!
島根県とそのお隣、鳥取県の2つの県を、3泊4日で巡った寝台列車一人旅。(車中泊が2泊で、旅先での宿泊は1泊でした)
じっくり観光できたのは実質2日間でしたが、そのなかで私が大満足したスポットをランキング形式でご紹介します。
※しかし…私の故障したiPhoneでなんとか撮影したお写真なので、なにやらピントがあわない写真ばかりで申し訳ありません!
6位城山稲荷神社
松江城の敷地内を散策していると、なにやら幻想的な稲荷神社が。正直に言いますと、わたしあまり稲荷神社が得意ではなく、怪しくすこし怖い印象を持っていました。
しかし、この城山稲荷神社は、雰囲気が異なりました。とっても幻想的で、美しい。怖くない(笑)
すーっと吸い込まれるように境内へ。
1000体以上もの石狐像がありますが、ひとつひとつ表情が異なり、とてもかわいらしい狐でした。稲荷神社の狐像をかわいいと思ったのが初めてだったので、ランクイン!
じつはこの稲荷神社、出雲縁の民俗学者ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)もお気に入りの神社だったとのこと。
彼が気に入っていた石狐像は、とくにかわいらしかったです。
5位割子そばのお店 千鳥そば
出雲大社から徒歩5分ほどの住宅街のなかにある、行列のできる有名なおそば屋さん「手打ち出雲大社蕎麦 千鳥そば」。
割後そばという、出雲名物の三段の器に盛られたお蕎麦を初日のランチでいただきました。今回の旅のなかで、一番印象に残った美味しいお食事だったのがこちら。
天然の国産そば粉を使い、毎朝手打ちしているそうで、コシも風味もあってとってもとっても美味しいお蕎麦でした。
小さめでこぎれいな店内はわたし含めて3組のみ。ゆったり過ごせるお店でした。
4位足立美術館
こちらは出雲大社のある島根県ではなく、お隣の島根県安来市にある美術館です。旅行好きのわたしの父母が、出雲大社に行くならばついでに絶対訪れたほうがいい!と絶大にすすめてくれたので、行ってみました。
父母、正解。本当に素晴らしい美術館でした。。
横山大観や魯山人など日本を代表する芸術家の作品が豊富に展示してあることももちろん素晴らしいですが、なによりも広大な日本庭園が素晴らしすぎました。
あれだけの贅が尽くされた美しい庭園を目の前にして、日本最高峰の芸術作品を鑑賞できることもすごいですし、美術館内のティールームでお茶をしたのも贅沢すぎる時間でした。
出雲大社からは距離がありますが、ぜひ訪れてほしい!!!
3位宍道湖の夕日
出雲大社参拝を終え、ゆったりしたローカル線「一畑電車北松江線(通称ばた電と呼ぶらしい)」で宿泊先の「松江しんじ湖温泉駅」に向かう途中で見かけた、夕日間際の美しい光が差し込む光景。
車窓から眺める宍道湖と雲のあい間から差し込む光がとても美しくて、忘れられない光景です。(ぼやけた写真ですみません…)
2位稲佐の浜 弁天島
出雲大社から西に2キロほど離れた場所にある浜で、神無月である10月の神事の時に全国の八百万の神々をお迎えする門のような浜辺です。(出雲では神在月ですね!)
出雲大社から徒歩だと30分近くかかるので、タクシーで向かいました。
駐車場から眺めての観光でしたが、この時後光が差したように太陽が輝いて、思わず拝みたくなるような絶景を見られました。ぜひ訪れてほしいスポットです。
1位出雲大社
大鳥居をくぐると松の木の並木が広がっていて、とても澄んだ空気に満ちていました。
しかも、神社の参拝方法はふつう二礼二拍手一礼ですが、出雲大社だけは二礼四拍手一礼なのをご存知でしたか?
日本全国で出雲大社だけが四回手を打ってお参りする、というのがさすが日本全国の八百万の神々が大集合する神社だけあるなと感じました。
ひとつ驚きだったのはよくテレビで見る出雲大社の大きなしめ縄は、御本殿ではなく境内左脇にある神楽殿のものでした。あの映像、本殿じゃなくて、ご祈祷や結婚式を行う場所だったのか!
繰り返し訪れたくなる、神秘的な癒しの旅体験
想像していたよりもはるかに、出雲大社は本当に神々しくて素敵な場所でした。
出雲大社自体は、伊勢神宮などと比較すると敷地面積が広大ではなく、早い人であれば1時間もあれば散策が終わってしまうスポットかもしれないです。けれど、私が魅了されたのは出雲大社周辺のとても穏やかで神聖な雰囲気。
今回は下調べも十分にせず滞在時時間も足りなかったので、周辺の神社参拝はできなかったのですが、ぜひもう1回訪れて、今度は周辺の神社もじっくり周ってみたいと思いました。
都会の喧騒を忘れて、穏やかでのんびりした時間を過ごしたい方にはおすすめの旅先です。食事も温泉も雑貨屋さんでの買い物も楽しめるので、女性の一人旅にもぴったりです。
ただ、電車も飛行機も多くはないので、現地に着いたら観光インフォメーションセンターで最新の交通アクセスを確認するのがよさそうです。
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