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こんにちは、萩乃おはぎです。関西出身関東在住のOLです。
趣味は国内外の旅行。友達とわいわいはしゃぐ旅も、一人旅もどちらも大好きです。
ところで、一人旅が好きだというと「なんだか寂しい」といった印象を持つ方もいらっしゃるはず。
しかし、一人旅は行き当たりばったりが許される、気軽で自由なひとり時間。
「ここに行きたい!」「これを食べたい!」という自分のわがままを、たっぷり叶えてあげられるご褒美旅です。
そんな一人旅好きの筆者が、冬だからこそ楽しめる広島のおすすめスポットをまとめました。
広島一人旅で外せない定番広島の観光スポット・見どころ・イベント・絶景などを紹介していきます。
この記事は、こんな方におすすめ!
- 冬の広島旅行の定番スポットを知りたい
- 冬の広島グルメを楽しみたい
- 一人旅の行き先に悩んでいる
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目次
冬の広島の天気・気候
旅先で気になるのは、天気や気温ですよね。
広島は西日本にあって穏やかな瀬戸内海に面しているため、冬でも温暖のように思えますが、秋から冬にかけての寒さは東京とあまり変わりません。
11月の平均最高気温は18℃、平均最低気温は11℃、同様に12月は13℃、6℃としっかり寒いです。
広島が1年でもっとも寒くなるのは1月〜2月で、平均最高気温は10℃、平均最低気温は3℃になります。たまに雪が降ることもあります。
とはいえ、筆者は広島に2年間住んでいましたが、その間に広島市街で雪が積もったことは一度もありませんでした。
冬の広島観光に適した服装
快適に旅をするために、事前に準備できることはしておきたいところ。服装や持ち物も確認しておきましょう。
先ほど広島の天気や気候を説明しましたが、基本的には普段の過ごしている格好で大丈夫です。
ただ屋外の観光地が多いため、コートやジャケットはもちろん手袋やマフラーも持参したほうが良いでしょう。
冬の広島旅行といえば!定番スポット9選
冬に広島一人旅をするなら、ぜひ訪れたい定番スポットを9つご紹介します。見どころたっぷり広島一人旅を楽しみましょう!
1.厳島神社
広島一人旅の定番スポット1つ目は、厳島神社です。厳島神社は日本三景の1つの「宮島」にあります。
厳島神社はどの季節に訪れても素晴らしいですが、厳島神社の参拝と同時に宮島の散策をする際には、秋から冬にかけてが過ごしやすくおすすめです。
冬は雪が降ることもあり、運がよければ雪の白さと鳥居の朱のコントラストが美しい景色を見られるかもしれません。
宮島は広島湾に浮かぶ小さな島で、広島市内からのアクセスはよく、JR広島駅からは電車とフェリーで行けます。
一人旅にはアクセスの良さが重要ですから、嬉しいポイントですね。
厳島神社は6世紀末に創建され、12世紀に平清盛によって寝殿造り様式の現在の姿に造営されました。
1996年に世界文化遺産に登録され、今や世界中から観光客が絶えない国宝建造物となっています。
厳島神社といえば、「海の中に鳥居がある」ことで有名ですが、訪れる時間帯によってその姿を変えます。
満潮時には海に浮かんでいるような光景となりますが、干潮時になると大鳥居をくぐって参拝できるようになります。
どんな厳島神社の姿を見てみたいかによって、スケジュールを調節してみるのもいいかもしれません。
2.紅葉谷公園
宮島は豊かな自然に恵まれており、とくに秋は美しい紅葉が見られます。
厳島神社からは徒歩5分で着く「紅葉谷公園」は、11月中に広島一人旅をするのであればぜひ訪れてほしいスポットです。
約700本の紅葉が色づき、紅葉の中でのんびりと過ごしている鹿が見られ、花札のようなシチュエーションを写真に納められます。
10月末から11月下旬までの間は、日没から20時まで「紅葉谷公園ライトアップ」を行っており、人気の観光スポットとなっています。
3.宮島の表参道商店街と牡蠣屋
厳島神社への道のりも旅の定番スポットで、宮島を観光するには外せません。
場所は厳島神社と桟橋の間にあり、宮島観光の最初や最後に訪れられます。
表参道商店街は清盛通りとも呼ばれていて、昭和な雰囲気の商店街です。
牡蠣や穴子などを使った宮島名物やお好み焼きのお店が軒を連ねています。
その中でも筆者のおすすめは「牡蠣屋」というお店です。
秋から冬にかけて広島を代表するグルメである牡蠣。
牡蠣屋では、「牡蠣屋定食」というさまざまな牡蠣料理が一度に楽しめる定食がいただけます。
広島は牡蠣の名産地で広島市街にも牡蠣小屋はいくつかありますが、牡蠣小屋は一人で行くには少しハードルが高いのも事実。
しかしせっかく広島に来たのであれば、季節のグルメも楽しみたいですよね。
ぜひ「牡蠣屋」で秋冬の味覚である牡蠣料理を存分に味わってください。
牡蠣屋
- 住所
-
広島県廿日市市宮島町539
住所をコピーする - 営業時間
- 平日10:00~16:00頃(牡蠣がなくなり次第終了)
土日祝10:00-18:00頃(牡蠣がなくなり次第終了) - 定休日
- なし
- HP
- https://y161600.gorp.jp/
- SNS
4.原爆ドーム
広島一人旅の定番スポット4つ目は「原爆ドーム」です。広島といえば、「原爆ドーム」を思い浮かべる方もきっと多いでしょう。
原爆ドームは広島の繁華街から近い距離にあり、周辺を散歩していると街中に突如現れます。人通りの多い公園にたたずんでいますが、その周辺だけは時が止まっているような感覚に陥ってしまいます。
原爆ドームは元々「広島県産業奨励館」と呼ばれていましたが、戦後被爆した広島県産業奨励館の残骸を見て、市民から原爆ドームと呼ばれるようになりました。
1996年に原爆ドームは核兵器の恐怖や非人道さを伝える建物として世界文化遺産に登録されています。
原爆ドーム内には立ち入れられませんが、外から自由に見学できます。
5.広島平和記念資料館
広島平和記念資料館は、原爆ドームのすぐ近くにある一度は訪れておきたいスポットです。
この資料館では、原子爆弾を被爆した三輪車や時計など、原爆の惨状を示す多くの物が展示されています。また当時の写真や絵などの資料も展示されており、原爆の恐ろしさを実感できます。
家族や友人、恋人との旅だと、なかなか行きづらい場所ですよね。しかし、一人旅だからこそ、勇気を出して行ける場所ではあります。
展示や歴史を見て人々の想いを感じ、平和について触れて世界や自分の未来を想像する。こういったテーマについてじっくり考えられるのも、一人旅でしか経験できない時間かもしれません。
6.ひろしまドリミネーション
冬の広島市内は、普段と違った賑やかな街並が楽しめます。「ひろしまドリミネーション」が開催されている時期ならではの風景です。
ひろしまドリミネーションは、平和大通りを中心とした通りや、広島本通商店街や近辺の商業施設など市内中心部が一帯となって開催されている広島の冬の風物詩です。
約140万球の光で街が装飾され美しい作品や迫力ある建物が並び、写真撮影も楽しめます。
毎年11月中旬から年明けまで開催されているので、冬に広島旅をするのであれば、押さえておきたいスポットです。
ひろしまドリミネーション2023
- 開催日程
- 2023年11月17日~2024年1月3日 点灯時間/17:30~22:30
- 開催場所
- 平和大通りなどの広島市内中心部
- 参加費用
- 無料
- 参加方法
- https://www.dreamination.com/
7.尾道
冬の広島ひとり旅の定番スポット7つ目は尾道です。JR広島駅から普通電車で1時間半かかりますが、広島市在住の方もわざわざ遊びに行くぐらいの人気スポットです。
瀬戸内海の穏やかな天気の中、入り組んだ路地と坂道をゆっくり散歩していると猫にたくさん出会えます。「猫の細道」と呼ばれている猫のパワースポットがあるなど、猫好きにも人気な町なのです。
1200年以上の歴史を持つ「千光寺」や趣深い喫茶店や若者に人気なおしゃれなカフェが並ぶ「尾道本通り商店街」など歴史あるレトロな町並みを楽しめます。
肌寒い秋や冬に尾道に訪れたら、ぜひ味わってほしいのは尾道ラーメンです。
尾道ラーメンは鶏ガラと小魚がベースの醤油味ベースのラーメンで、平打ち麺にトッピングで豚の背脂ミンチが乗っています。
店ごとの個性が大きいので、お気に入りのお店は人によってさまざまです。
事前にリサーチして、自分の好みにぴったりなお店を見つけるのも楽しいですね。
8.呉
冬の広島一人旅の定番スポット8つ目は、呉です。
「この世界の片隅に」というアニメをご存知でしょうか。
第二次世界大戦中の、普通の家庭の暮らしを、やわらかい雰囲気で描写している映画です。
物語の主人公「すず」が嫁いだ先が呉市で、作中には今も呉市に現存するスポットがいくつか出てきます。
「この世界の片隅に」を観た方ならロケ地として楽しめますし、観ていない方でも十分楽しめるスポットがあります。
第二次世界大戦中の呉市には海軍直轄の工場があり、戦艦大和が秘密裏に建造されていました。
「大和ミュージアム」では、そこで生産された戦艦「大和」の10分の1の模型を見られます。また、戦時中に開発された兵器の実物資料も展示されており、戦争の歴史を学べます。
大和ミュージアムの近くには「海上自衛隊呉史料館」があります。この史料館は、実物の潜水艦を日本で唯一展示しています。展示されている潜水艦の「あきしお」には、実際に乗艦でき、乗員が過ごす空間の見学や、潜望鏡から呉港の景色を望めます。このような貴重な体験ができるのに、見学料はなんと無料。
日々日本を守ってくださっている海上自衛隊の活動についても詳しく知れるので、ぜひ足を運びたい場所です。
9.大久野島
冬の広島一人旅のおすすめスポット、最後に紹介するのは大久野島です。
大久野島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。
尾道と呉の間にある竹原市の忠海港から、フェリーに乗って行けます。
大久野島の名物はなんと言っても野生のうさぎ!
なんと、大久野島には約500~600羽ものうさぎが暮らしていて、多くの観光客がうさぎとのふれあいを求めて訪れています。
「冬はうさぎも寒くて活発に動いていないのでは?」と疑問に思うかもしれませんが、うさぎは冬眠しない生き物で、冬は陽の当たる場所で集まって過ごしています。
逆に夏場に行くと、暑さに参って穴や日陰でじっとしていることが多く、うさぎまみれになり方には冬の大久野島がおすすめと言えるのです。
島ではうさぎのえさが売っていないので、フェリーに乗る前に忠海港の売店でうさぎのえさを購入しておきましょう。
大久野島の特徴はうさぎとのふれあいだけではありません。
大久野島にはかつて毒ガス工場があり、「地図から消された島」と呼ばれていました。
今も島内には、毒ガスが製造されていた頃の建物、砲台跡や発電場、毒ガス貯蔵庫などここでしか見られない貴重な遺構が残されています。
島内には大久野島毒ガス資料館があり、多くの方が毒ガスの悲惨さや平和を願う場として訪れています。「うさぎの島」として有名な大久野島の、「毒ガスの島」としての一面を知ることで、平和への願いがより深まります。
番外編:冬のおすすめ穴場スポット
「定番スポットは行ったことがある!」という広島観光のリピーターさんや、「みんなと違う広島ひとり旅がしてみたい」というこだわりをもっている方に、広島の穴場スポットをご紹介します。
この穴場スポット、アクセスはちょっぴり難しいところもありますが、冬の広島一人旅でも挑戦できるスポットもご紹介します。
1.鞆の浦
鞆の浦は江戸時代に栄えた港で、今もなお当時の町並や常夜灯が残されています。
のどかで美しい港町は、ハリウッド映画のロケ地やアニメの舞台に選ばれるほど!
どこにカメラを向けてもレトロな雰囲気抜群の写真に仕上がるので、ロケ地に選ばれるのも納得です。
また「崖の上のポニョ」の聖地でもあり、筆者が訪れた当時は宮崎駿さんが描いた未来の鞆の浦が展示されていました。
JR福山駅からバスで30分ほどで着く「鞆の浦観光情報センター」が鞆の浦観光地の拠点です。館内には観光スポットの説明が貼られているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
鞆の浦からはフェリーが出ていて、「仙酔島」(せんすいじま)に渡れます。
仙酔島は日本で最初の国立公園にも指定された島で、手付かずの自然が残っています。
外周6キロメートルほどの小さな島ですが、遊歩道も整備されていて散策にぴったりです。穏やかな瀬戸内海からも手付かずの山からも、自然のパワーを受け取れます。
2.高谷山展望台
高谷山展望台は、「霧の海」が見えることで有名な高谷山の上にあります。
この土地は晩秋から早春にかけての早朝に濃い霧が発生しやすく、街を覆い尽くし海のような景色が広がります。
地元の人にも人気なスポットで、展望台の駐車場には日の出前から車が続々と集まって来ます。
高谷山は標高490mしかないので、ふもとから登ることもできますが、早朝の絶景を見るためには日の出前の暗い道を進まないといけません。
安全のため、車で向かうのがおすすめです。
少しアクセスは悪いですが、冬から春にかけてがベストシーズンなので、ぜひチャレンジしたい穴場スポットです。
3.絶景×グルメをよくばりたいあなたにおすすめ「牡蠣祝」
広島の定番スポットである厳島神社がある宮島には、おしゃれなカフェがたくさんあります。その中でも筆者がおすすめしたいのは「牡蠣祝」というカフェです。
宮島のメインストリートである表参道商店街を抜け、階段や坂を少し登ると宮島の町並みと広島湾の絶景が見渡せる丘の上に出ます。
その丘にある古民家を改装してオープンしたカフェが「牡蠣祝」です。店内の壁はほとんどガラス戸で、天気がいい日はすべて開放してくれます。
「忙しない日々から解放されたい」「何も考えずに静かに過ごしたい」そういう時、筆者がよく訪れた場所です。穏やかな瀬戸内海が太陽の光に照らされきらきら輝いているのを眺めていると、心がスッと軽くなるのを感じます。
2年間で15回以上行った筆者のおすすめメニューは、瀬戸内で育ったレモンが贅沢に使われている「広島レモンレアチーズケーキ」と「広島レモンモヒート」です。
広島レモンレアチーズケーキは口当りのよいクリームチーズにレモンがふわっと香ります。クリームの甘みとレモンの酸味のバランスが絶妙です。
広島レモンモヒートは、キリッとした炭酸にほどよい甘さのレモンシロップ、ミントがよく香ります。レモンピールの苦味がよいアクセントです。
せっかくの広島一人旅。絶景を眺めながら広島グルメを楽しむご褒美の時間を牡蠣祝で過ごしてみてはいかが?
牡蠣祝(かきわい)
- 住所
-
広島県廿日市市宮島町422
住所をコピーする - 営業時間
- 【金・土・日・月】12:00-16:00
【火・水・木】12:00-15:00 - 定休日
- 不定休 ※インスタグラムにてご確認ください。
- HP
- https://tabelog.com/hiroshima/A3402/A340202/34020139/
- SNS
冬の尾道〜向島サイクリングが最高だった話
筆者は広島市内に2年間住んでいたのですが、尾道市には幾度となく訪れました。広島駅から尾道駅まで普通電車で行くと片1時間半以上かかりますが、その時間を使ってでも訪れたいくらい尾道は良い街並みと雰囲気なのです。
よく晴れた冬の昼過ぎ、尾道に訪れた筆者は自転車を借りてサイクリングすることにしました。
尾道は海に面している街なのですが、水平線は見えず、「向島」という島が見えます。
尾道と向島を結んでいるのは小さな連絡船。片道5分大人60〜100円で乗れます。料金にプラス10円をすると、自転車も一緒に乗船可能。
しまなみ街道は、広島県の尾道市と愛媛県の今治市を結ぶ「サイクリストの聖地」と呼ばれるスポットなのですが、その道のりのほんの一部を向島で楽しめます。
冬のサイクリングは、走りはじめは寒いものの、漕いでいるうちに体がポカポカしてくるので、なんだか心までほくほくしてしまいます。
瀬戸内海の穏やかな海の景色と冬の日差しを楽しみながら、向島をぐるっと半周すると、向島と次の島「因島」を繋ぐ橋のふもと、「立花食堂」に着きます。筆者のおすすめのお店です。
大きなヤシの木がいくつも並んでいる広い庭と、その向こうに青い海が見えるリゾート地のようなロケーションです。冬なのに夏のような風景を目の当たりにすると、なんだか不思議な気持ちになってしまいます。
大きな窓と広いテラスの開放的なお店では、身体に嬉しい野菜たっぷりのランチをいただけます。
その日は外で足湯を楽しめました。
冬の澄んだ空気の中、穏やかな海を横目にのんびりサイクリングし、美味しいご飯を食べて素敵な空間で足湯につかりのんびりする。
なんて最高な時間なのだろうと噛み締めました。
夏の島は眩しい太陽と真っ青な海が素晴らしいですが、このゆったりした島時間を楽しめるのは冬ならではかもしれませんね。
もし、冬の広島に訪れる機会があれば、ぜひ冬のしまなみ街道も楽しんでみてはいかがでしょうか。
端から端まで渡らなくても、半日あれば十分に楽しめますよ。
立花食堂
- 住所
-
尾道市向島町立花287-1
住所をコピーする - 営業時間
- 【金・土・日・月】11:00-14:00
- 定休日
- 火・水・木
- HP
- https://tachibanastore.com/?fbclid=IwAR30T1zlYBbek2pDrl0ocxsV8rsMneE_-OknNjDbZXv5cs52qyjQDVeSgHE
- SNS
冬ならではの楽しみ方もたくさん。冬の広島女子一人旅
いかがでしたか?
冬の広島の定番観光スポットを9選、ひとり旅に嬉しいアクセスの良いところを選んでみました。
フォトジェニックな場所や歴史のある建造物、美味しいグルメなど、魅力あふれる広島県は冬の一人旅にぴったりの場所。
観光もグルメも見所がいっぱいですので、ぜひ行ってみてください!
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