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こんにちは!一人旅デビューは高校生のとき。
大学院生のいまもチャンスを見つけては一人旅しています。ソロトリのKotaroです。
乗り物系全般、神社仏閣、橋梁などの土木構造物など、好きなものがたくさんありますが、温泉も大好き。
前回の記事で、お気に入りの温泉地としてご紹介した「鳴子温泉」での思い出をご紹介します。
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目次
鳴子温泉とは
鳴子温泉は宮城県の最北端にあり、鳴子温泉郷(鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首)の5つの温泉地の中の一つです。
鳴子温泉の魅力は、なんといってもその多様性です。
鳴子温泉の魅力
- 6つのエリアに分かれており、各エリアで温泉成分が全く異なる
- 共同浴場がたくさんあり、場所によってpHが大きく違う
- 酸性からアルカリ性まで、幅広いpH値の温泉が楽しめる
制限時間は20分!鳴子温泉へ
高校時代、親友の祖父母が山形に住んでおり、米仕事の手伝いに行く親友が帰る日に山形で合流するのが定番の一人旅でした。
お金はかけずに時間をかけて、さまざまな楽しみ方を追求すべく、東京から山形まで行くルートを毎回変えていました。
そのうちの1回、山形までの道中に立ち寄ったのが「鳴子温泉」との出会いでした。
制限時間は20分
目的地は山形の新庄。東京を朝4時に出発し、ひたすら鈍行で北上していました。
しかし、その日は2個の台風が追いかけてくるという緊迫した状況で、続々と列車の運休が決まっていました。
なんとか鳴子温泉駅に15時頃到着。
鳴子温泉駅で乗り換えのため、20分の時間があることに気づきました。
乗り遅れれば次の列車は途中で止まる可能性が高く、絶対に乗り遅れるわけにはいきません。
大人しく待てばいいものを、温泉好き高校生の血が騒ぐ…
「20分あれば、ダッシュで5分で行って、10分入って、5分で戻ってこれるはず!」と計算し、たまたま見つけた「滝の湯」に向かいました。
猛ダッシュで「滝の湯」へ
滝の湯に到着し、まず驚いたのは、洗い場がほとんどないこと。
ここは純粋に温泉の効能を楽しむための場所なのです。
源泉掛け流しのお湯は驚くほど熱く、肌がぴりぴりします。
pH2.8の強酸性のため、硫黄の刺激的な匂いも。後でタオルを確認すると、その匂いがしっかりと染み付いていました。
絶対に列車に乗り遅れられないという焦りの中で入った温泉でしたが、そのインパクトは強烈でした。
わずか10分足らずの入浴でしたが、鳴子温泉の魅力は心に残りました。
「いつかゆっくりと訪れたい」とずっと思っていましたが、2024年の春に念願かなって行ってきました。
「滝の湯」はあいかわらずの存在感!
滝の湯は強酸性なのに、宿泊した大江戸温泉はpH7と中性です。
同じ温泉地なのにここまで多様性に富んでいるのは鳴子温泉の大きな魅力だと思います。
鳴子温泉旅のススメ
高校生の時に訪れた20分間の鳴子温泉は、私の温泉旅の中でも特に印象に残っています。
強酸性の湯と独特の雰囲気は、まさに「温泉に入った!」という感覚を味わえる稀有な体験でした。
短い時間でも、その土地ならではの体験ができる温泉旅の魅力。
皆さんも、思わぬ場所で温泉との出会いがあるかもしれません。その時は、ぜひ飛び込んでみてください!