当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
また、まとめサイト等への引用を厳禁いたします。
60代になってから一人旅に目覚めました。ソロトリのYukoです。
大好きな鉄道や山を中心に、自分のための旅(一人旅)を楽しんでいます。
以前の箱根旅行で目にして以来、一度乗ってみたい!と願っていた「箱根登山鉄道」に、ついに乗ってきました!
島国ながら急峻な山の多い日本には、「登山鉄道」と呼ばれる急勾配を登る鉄道が数多くあり、その中でも箱根登山鉄道は日本一の勾配を誇ります。
小田原から箱根湯本、そして強羅へと続くルートで、箱根登山鉄道の魅力を存分に楽しんできました。
箱根登山鉄道とは
日本一の急こう配を誇る箱根登山鉄道は、鉄道好きなら一度は乗ってみたいと思うであろう路線です。
箱根の絶景を楽しみながら、最大勾配80パーミル(※)の急坂を上るのは唯一無二の体験!
出山(でやま)信号場を最初に、大平台駅、大平台信号場の3ヶ所でスイッチバック(※)が行なわれます。
※80パーミルとは、1000 m進むと80m上がる勾配です。
※スイッチバックとは、鉄道で急勾配を上るために作られた仕組みで、進行方向を変えながらジグザグに登ります。
箱根登山電車1日乗車券「のんびりきっぷ」で満喫
箱根登山電車を途中下車しながらゆっくりと楽しむなら、「のんびりきっぷ」がおすすめです。
「のんびりきっぷ」
- 1日乗車券で1,580円
- 小田原〜強羅間の乗り降り自由
- 強羅公園入園料(550円)が無料
通常の往復切符(1,540円)にわずか40円プラスするだけで、乗り降り自由になり、強羅公園の入園料も無料になります。
小田原駅の箱根登山鉄道改札横の切符売り場窓口で購入可能で、決済時にSuicaやPASMOなどの交通系ICカードも使えるので便利です。
箱根登山鉄道ぶらり途中下車の旅 モデルコース
13:05小田原発!箱根湯本を経由し強羅へ
小田原→箱根湯本
小田原から箱根湯本までは各駅停車で約15分で到着します。(1時間に3本程)
箱根湯本→強羅
箱根湯本からは旅感が高まる車両に乗り換え!終点の強羅までは約40分です。
平日の昼間だったので、それほど混んではいませんが、進行方向に向かって右側の座席しかあいていませんでした。
スイッチバックで進行方向は変わりますが、基本的に見晴らしは左側の席がよかったように思います。(帰りは左側に座ろうと決意!)
信号場や駅のスイッチバックを楽しみながらグングン登っていきます。
途中、車内アナウンスでいろいろ名所の説明があるので、飽きることなく鉄道旅を楽しめますよ。
14:04強羅到着!強羅公園を散策
強羅駅から強羅公園までは徒歩5分ですが、かなり急な坂なので、大きな荷物がある方は、小田原駅や箱根湯本駅で預けてくるのがおすすめです。
「のんびりきっぷ」なら公園の入園料(550円)が無料になります。
大きなススキのような植物があって公園内も秋の気配がたっぷりです。
15:23強羅を出発!途中下車しつつ箱根湯本へ
約1時間ほど強羅公園を散策後、強羅駅にもどると、ちょうど電車が発車するところでした。
しかし、その電車は混み合っていたので一本見送ることに。
列の先頭で待っていたら、次の電車はなんとガラガラ。
狙っていた進行方向に対し左側、しかも先頭の席に座れました!
(3回のスイッチバックで箱根湯本から乗車した時と同じ進行方向になるので、強羅から乗る場合も進行方向に対して左側の席でOKです。)
発車まぎわにケーブルカーが到着し、大勢の人が乗ってきました。
混み合って前は見えなくなりましたが、座席横の窓からの眺めを堪能できました。
15:54大平台でスイッチバックをじっくり鑑賞
スイッチバックをじっくり見たかったので大平台駅で途中下車。
降りて様子を見ていると、登りの電車がやってきて、2台の電車が並んだ後、それぞれ別の方向に発車していきました。面白い…
16:18塔ノ沢でトンネルをじっくり観察
大平台に続いて塔ノ沢で途中下車。
箱根登山鉄道にトンネルは多いですが、塔ノ沢駅は前後をトンネルに挟まれた駅です。
味のあるトンネルを間近で眺めてみたい方は、塔ノ沢での途中下車がおすすめです。
16:34箱根湯本に到着
小田原行きの電車まで少し時間があったので、箱根湯本駅の周りを少し散策。
箱根登山鉄道途中下車の旅を満喫し、16:56 箱根湯本発の電車で東京に向かいました。
日本一の急勾配!箱根登山鉄道を堪能する一人旅
箱根登山鉄道は、日本一の急勾配の山岳鉄道で、独特のスイッチバックシステムが見どころ満点の路線です。
「のんびりきっぷ」を利用すれば、何度も途中下車しながらこの面白さを堪能できます。
日本の鉄道技術の粋を感じながら、箱根の自然に触れる旅で、特別なひと時を過ごしてみては?