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こんにちは、ソロトリのRyokoです。
子どもが巣立って、親も元気な今がチャンス!日本各地への一人旅を楽しんでいます。
今回は東京・練馬区へお出かけした際のお話です。
練馬というと、観光やお出かけ先というイメージはあまりないかもしれませんが、話題のハリーポッターの施設が練馬にオープンし話題になっていますよね。
豊かな自然が息づく練馬には、23区唯一の牧場、東京初のワイナリーもあります。
練馬産の新鮮な野菜や果物を使った料理を楽しめる飲食店も多く、都会にいながら「地産地消」の魅力を味わえる場所なのです。
今回は、練馬に住む友人からいただいた味噌があまりにも美味しかったことがきっかけで、都内唯一の味噌蔵「糀屋三郎右衛門(こうじやさぶろううえもん)」を訪ねたお話です。
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目次
中村橋駅から10分ほど歩くと、江戸時代から続く老舗味噌蔵「糀屋三郎右衛門」に到着しました。
蔵に一歩足を踏み入れると、蒸しあがったばかりの白米のいい香りが漂っています。
味噌の原材料は糀(こうじ)、大豆、塩の三つで、糀屋三郎右衛門ではこうじから製造しています。
今回の見学ツアーでは、蒸した米を冷まし、こうじ菌を振りかける「こうじ作り」の工程を見せていただきました。
この作業から3日かけ、こうじが完成するそうです。
7代目の蔵元のお話によると、味噌の熟成・発酵には気候や環境が深く関わるとのこと。
糀屋三郎右衛門ではすべての工程が「無添加・手づくり」による天然醸造で、出来上がる味噌は毎回個性豊かな味わいになるそうです。
同じ商品はいつでも同じ味、はなんとなく当たり前のことに思っていましたが、必ずしもそうではないし、そうである必要もないのだと感じ、ハッとしました。
「味噌」の奥深さを知る
味噌には実にさまざまな種類があり、価格帯も実に幅広いですよね。
その違いの主な要因は、こうじの量と熟成期間にあるそうです。
例えば、こうじの使用量が多い京都の西京味噌や、2年もの熟成期間を経て作られる名古屋の豆味噌は、どちらも高価格帯です。
基本的に、熟成期間が長ければ長いほど色は濃くなっていくそう。
味噌の種類の多さ、価格帯の幅広さの謎が解けて、味噌選びがこれまでよりも楽しくなりそうです。
見学ツアーでは、六種類の味噌を試食もさせてもらいました。
それぞれ味わいがまったく異なり、塩加減も様々に感じられましたが、実際の塩分量はほぼ同じだそう。
発酵の世界はなんとも奥深い・・・
蔵元のお話からは、東京・練馬の地で伝統的な味噌づくりを続けることへの誇りと、強い郷土愛が伝わってきました。
そして、ご主人をはじめ、蔵で働く方々のお肌の艶やかさに、発酵食品のパワーを改めて実感してしまいました。
伝統と革新が織りなす味噌蔵の魅力
いただいてきた「すずしろの里」、早速味噌汁を作ってみましたが、普段の味噌汁とは見違えるほど深い味わいに。
日々の家ご飯のクオリティが格段に上がるので、本当におすすめです。
今回参加したのは見学ツアーでしたが、味噌づくり体験も実施されているとのこと。
味噌蔵でのバイオリンコンサート「味噌蔵音楽会」など、ユニークなイベント情報もHPやインスタグラムで発信されています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
【ようこそ練馬ぶらり旅】でも糀屋三郎右衛門のツアーが設定されています。
東京駅丸の内ビル前発着で各スポットまでバスで連れて行ってもらえ、今ならツアー代金が最大50%OFFになるそう!要チェックです。