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こんにちは。ソロトリのMakiです。
静寂の空間で、本と甘いものに囲まれながらのんびりと過ごす、そんな至福の時間を過ごせる場所を発見しました!
松本での絶景ソロキャンプの後に立ち寄った浅間温泉。その温泉街に佇む一軒の素敵なブックカフェをご紹介します。
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目次
「人生を考える」ためのカフェ
浅間温泉の日帰り入浴施設「湯々庵 枇杷の湯」から徒歩5分。
2022年にオープンした「松本十帖」のブックカフェ、「哲学と甘いもの。」があります。
昔ながらの木造の建物を活かしながら、スッキリとしたおしゃれな空間が広がっています。
内部は想像以上に広々としており、平日の昼時に訪れると、贅沢にも貸切状態でした。
注目すべきは、店内での過ごし方へのこだわり。
「物思いに存分にふけっていただくため、おしゃべりは「ヒソヒソ声」で」とメニューに明記されています。
この細やかなルールが、日常を忘れ物思いにふけりたい人には嬉しいですね。
「哲学と甘いもの」で紡ぐ時間
書棚には古今東西の哲学書が並び、旅に関する書籍も豊富に取り揃えられています。
すべての本は購入可能で、好みの本との出会いがあれば、旅の思い出とともに持ち帰ることができます。
書棚を眺めていて出会ったのが、ダヴィッド・ル・ブルトン著『歩き旅の愉しみ』(草思社)でした。
”希望に満ちた風が小道に吹く風を先導する。
来るべきさまざまな出来事、さまざまな発見、制約のない時間を想像するだけで幸せに満たされる。
旅は出発するずっと前からはじまっている。”
読み進める中で、特に印象的だったのは、この一節です。
”人生の旅で重要なのは、人間が何をするかではなく、どのように行うかなのだ。
歩き旅は心地よさから離れる経験であり、日々のルーティンや慣れ親しんだ機器の便利さを捨て、不安定な状況に身をゆだねることだ。”
旅の最中で、旅について考える。
この何気ないけれど果てしなく贅沢な時間に、心が洗われる思いでした。
読書のお供に選んだのは「甘いものセット(1,300円)」。
全粒粉のほろほろとしたスコーンに、自家製クリームとジャムを添えて。
さらに、山辺産はちみつと国産生姜で仕込んだ自家製ジンジャーエールが、読書のお供にぴったりでした。
自分との対話にふける、静寂の時間
「哲学と甘いもの。」で過ごした時間は、まさに日常から一歩離れた特別な時間でした。
かすかな音楽と柱時計の音が響く静かな店内で、素敵な本と甘いものと共に、自分との対話を心ゆくまで楽しめます。
日常から離れ、物思いにふけりたい方におすすめの場所です。