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ひとりで海外まで飛んじゃうくらい一人旅が大好きな西門です。
国分寺駅を出てすぐの場所にある「殿ヶ谷戸庭園」ってご存じですか?
武蔵野の自然な地形を活かした、和式と洋式の2つの異なる庭園を持つ「回遊式林泉庭園」です。
駅からたった2分の場所にあるのに、季節ごとに表情をかえる自然豊かな植物たちをゆっくり見れるということで、多くの人たちが訪れています。
今回は、そんな「殿ヶ谷戸庭園」の2つの庭園を紹介します。
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目次
殿ヶ谷戸庭園
殿ヶ谷戸庭園は、段丘の崖にできた谷を利用し、武蔵野の自然の地形をそのまま活かした「回遊式林泉庭園」です。
崖の上には明るい雰囲気の芝生地が広がり、崖の下には湧き水池があります。周囲を囲む樹木と合わせて、敷地内のさまざまな表情を楽しめるのが、殿ヶ谷戸庭園の魅力です。
この庭園の歴史は大正時代に遡ります。大正2年から4年にかけて、江口定條(後の満鉄副総裁)が別荘として建設。その後、昭和4年に三菱財閥の岩崎家の別邸となりました。昭和40年代には開発計画が持ち上がりましたが、庭園を守ろうとする地域住民の運動が起こりました。その結果、昭和49年に東京都が買収し、整備を経て有料庭園として一般公開されることになりました。
地域の人々に長年愛されてきた殿ヶ谷戸庭園は、平成23年9月に国指定の文化財として「名勝」に指定されました。

殿ヶ谷戸庭園へのアクセス
殿ヶ谷戸庭園へのアクセスはとても簡単です。国分寺駅南口から、たった徒歩2分で到着です。
<アクセス情報>
JR中央線、西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺」駅南口 徒歩2分
殿ヶ谷戸庭園は和と洋の2つの庭園を同時に楽しめる!

殿ヶ谷戸庭園はコンパクトな庭園ですが、武蔵野の地形を活かした起伏のある園内には、大きく分けて2種類の庭が広がっています。
一つ目は、崖の上に広がる洋式の庭園で、芝生が植えられた開放的な広場が特徴です。二つ目は崖上から崖下にかけて広がる和式の日本庭園で、自然をそのまま活かしたデザインが魅力となっています。
それでは、殿ヶ谷戸庭園に来たら必ずチェックしてほしい、この2つの庭園を詳しく紹介していきます。
1.広々とした芝生が広がる洋式の庭

殿ヶ谷戸庭園の入口に入ってからすぐ現れるのが、母屋を中心とした広々とした大芝生です。ここは洋式の庭として整備されており、春になると青々とした芝生の絨毯が広がり、開放的な空間を楽しむことができます。
この広い庭には、見どころがたくさんあります。ハギの枝を誘引して作られたハギのトンネルでは小さな紫の花を楽しめ、日本庭園では珍しい孟宗竹の竹林の横を通る「竹の小径」も特徴的です。
そして、「馬頭観音」は、庭園の中で一番高い場所にあり、ここからは洋と和、ふたつの庭園を同時に眺めることができます。
2.「紅葉亭」から見る美しい日本庭園

「竹の小径」を通って崖下に下っていくと、「次郎弁天池」を中心とした日本庭園が現れます。この庭園は武蔵野段丘と立川段丘の2つの河岸段丘を利用して作られており、「次郎弁天池」には庭園内の湧水が使われています。周囲に植えられたモミジなどの樹木は、秋になると美しい紅葉を見せてくれます。
「次郎弁天池」を見下ろす崖上にあるのが「紅葉亭」です。数寄屋造り風の茶室となっているこの建物は、その名の通り、池にかかる見事なモミジを見下ろせる絶好のフォトスポットであり、心地よい休憩所にもなっています。
「紅葉亭」の近くには「鹿おどし」もあるので、日本庭園の趣を感じながら、静けさの中に響く鹿おどしの音に耳を傾けてみるのもおすすめです。
「殿ヶ谷戸庭園」へいくならTripQuestにチャレンジ!
和と洋、あなたはどっち派?殿ヶ谷戸庭園で好みを確かめよう!
殿ヶ谷戸庭園の2つの和洋の庭園をじっくり回ってみよう!
殿ヶ谷戸庭園には、300本のモッコクと190本のイロハモミジをはじめとする豊かな植栽があります。自然の景観を大切にする強いこだわりから、武蔵野の原風景に近い山野草だけを植えていることが特徴です。
四季折々の表情も魅力的です。春には岩崎家の別荘時代からある「フジ棚」が、秋には「ハギのトンネル」や美しい紅葉が訪れる人を温かく迎えてくれます。
季節ごとに違う姿を見せてくれる殿ヶ谷戸庭園で、武蔵野の自然が織りなす風景をぜひお楽しみください。

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