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こんにちは、台湾在住7年を突破しましたゆうです。
台湾と言えば南国ですが、日本のように「熱中症」という言葉はあまり聞きません。
台湾の方々の生活を見ていると、元々暑い国なので暑さ対策はしっかりと身についているということなのだと感じています。
日本では、熱中症対策というと塩分接種や首元を冷やすなどがよく言われますが、何といっても大切なのは水分補給!
暑い時期には、常温の水もたくさん飲みます。
それ以外にも、体をクールダウンさせる飲み物・食べ物を取り入れるのも効果的です。
この記事では、そんな夏の暑さ対策の代表、「青草茶」についてご紹介します。
台湾の夏のポピュラーなドリンク、青草茶とは?
青草茶と聞くと「お茶」を想像するかもしれませんが、茶葉は入っておらずカフェインは含まれていません。
青草茶は、暑さを和らげるために飲まれる台湾の伝統的なハーブティーです。
青草茶に使われるハーブは200種類を超えると言われています。
ただし、一般的に使われるもので言うと20種類程度だと思います。
決まったレシピがあるわけではなく、使われるハーブはお店や家庭によって様々です。
一般的によく使われるハーブには
- 咸豐草・・・白花鬼針草 (オオバナノセンダングサ)
- 馬鞭草・・・馬鞭草 (クマツヅラ)
- 著手香・・・到手香 (キューバンオレガノ)
- 蒲公英・・・タンポポ
- 薄荷・・・ミント
- 含羞草・・・含羞草 (オジギソウ)
- 車前草・・・車前 (オオバコ)
- 魚腥草・・・ドクダミ
- 半支蓮・・・向天盞 (Scutellaria barbata)
- 夏枯草・・・夏枯草 (ウツボグサ)
- 仙草・・・仙草(センソウ)
- 鳳尾草・・・井欄邊草 (イノモトソウ)
- 萬點金・・・梅葉冬青(Ilex asprella )
などがあります。
青草茶にはどんな効能があるの?
先ほどもお伝えした通り、「青草茶」という特定のレシピがあるわけではなく、使われるハーブには様々な組み合わせがあります。
そのため、効能もそれぞれ変わってくるのですが、主に以下の4つの効能があると言われています。
- 体の熱を冷ます
- 疲労を回復する
- 胃腸を整えて食欲を促進する
- 喉の渇きを治める
まさに、夏バテにはうってつけのドリンクですね。
青草茶はどんな味?どんな色?
これもお店によって様々ですが、よく見るのは茶色というより黒!
黒のドリンクが赤い蓋のペットボトルに入れられて店先で売られているのをよく見かけます。
真っ黒なので苦いのかな?と思いきや、苦味はそこまで強くないものが多いです。
多少の苦みはありますが、ハーブ独特の香り、甘味があり、スッキリとした飲み口です。
苦味の強いレシピで作られているものは、苦味を和らげるために少量の砂糖が加えられていることもあります。
青草茶はどこで売ってるの?
私が一番よく買うのは、「青茶店」という青草茶の原料となるハーブを売っているお店の店頭です。
青草店には、青草茶の材料の薬草の他、配合してお茶パックになっているものを売っているお店もあります。
出来上がった青草茶はペットボトルで売られているパターンが多いです。
「中薬行」という漢方屋さんの店頭でも夏には売っているところをよく見かけます。
他にも、青草茶を提供している漢方カフェもあるようですが行ったことはありません。
夜市や屋台などで、写真のような他のドリンクと並べて売られているものも見かけますが、あまり本格的ではない印象。
甘すぎるものも多いので、私はこのような店ではあまり買いません。
本格的なお店が見つからないときは、コンビニでも買うことができます。
買うときには、加糖か無糖かをチェックしてくださいね。
青草茶を飲むときの注意点 おすすめレシピも紹介
青草茶は、体をクールダウンさせます。
そのため、体を冷やさない方がいい時には避けた方がいいと言われます。
台湾で体を冷やしてはいけないと言われるのは、特に生理中や妊娠中、産後等です。
また、子供も体を冷やしすぎるものはあまりのみ過ぎない方がいいと言われます。
そのため、私が家で作る時は、あまり体を冷やしすぎず手軽に作れると教えてもらった以下のレシピを使っています。
きっちり計る訳ではなく目分量ですが・・・
魚腥草・・・ドクダミ 60%くらい
仙草・・・仙草(センソウ) 30%くらい
残り10%をちょっと風味をつけたり味を変えるために
蒲公英・・・タンポポ
薄荷・・・ミント
など、青草店でおすすめされたもの、という感じです。
夏の台湾に旅行するなら、青草茶を旅のお供に!
本当に体をクールダウンさせるの?と半信半疑でしたが、暑くてちょっとだるいなーというとき、飲むと本当にスッキリするのが不思議なくらいです。
ぜひ日本でも熱中症対策に取り入れてほしいなぁと思います。
台湾の夏は日差しが強く、特にまだ日本が涼しい時期に来たら、気温差で夏バテ気味になってしまうこともありますよね。
そんな時はぜひ青草茶を旅のお供にするにしてはいかがでしょうか?
この記事が、あなたの台湾一人旅のきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!