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こんにちは、台湾在住7年を突破しましたゆうです。
国をまたげば、よく食べる肉事情も大きく違います。
台湾に引っ越してきたばかりの頃は、日本と同じイメージで食べたら期待と全然違ったこともよくありました。
そこで今回は、実は日本と大きく違う肉事情について解説してみたいと思います。
火鍋などを食べに行くと、肉の種類を選ぶ機会にも遭遇するかもしれません。
是非参考にしてください。
台湾で一番食べられているのは豚肉!
台湾人が一番たくさん食べる肉と言えば、豚肉です。
豚肉料理はたくさんあり、例えば人気のB級グルメ滷肉飯(ルーロウファン)も豚肉です。
お弁当屋さんでも一番ポピュラーなのは豬排便當(ズーパイビェンダン、豚ステーキ弁当)ではないでしょうか。
その他、意外と気づかないところで、台湾と言えば一番に思い浮かぶであろう小籠包、肉まん類も基本は豚肉が使われています。
またスープのベースに豚骨が使われていることも多いです。
台湾の豚は香りが高く、良くも悪くも日本より「肉」という感じがします。
ちょっと迷ったら、豚肉を選んでおけば間違いないでしょう。
台湾産のものが比較的多いです。
朝早めに市場に行けば、まだ肉になる前の豚の状態に出会えるかもしれません。
内臓も一般的に食べられており、心臓や肝臓、大腸などのホルモンも売られています。
豚の皮の部分は炒めて油を出し、瓶に保存して料理に使います。
市場で肉を買うときは、こんな料理を作ろうと思っているというと、おすすめの部位を教えてもらえます。
豚肉の次は「トリ」
なぜカタカナで「トリ」と書いたかというと、台湾で食べられているのは鶏だけではないからです。
少し難しい漢字ですが、禽肉(チンロウ)といって鶏だけでなく、カモ、アヒル、七面鳥などが含まれます。
お参りには丸ごとのトリ肉がお供えされていることも多く、市場などでも頭付きのものが売られていて、はじめはびっくりしました。
今でもスープの中から頭が出てきたら少しぎょっとしますが、トサカがおいしいんだよね〜と、言えるくらいに慣れました。
日本との違いで言うと、台湾のトリ肉は骨付きのものが多いです。
スーパーで売っているものも、むね肉など処理された形でも売られていますが、スープ用に骨付きでぶつ切りになっているものも多いです。
鶏の足や、鴨の舌などを食べるのも日本とは違った特徴です。
夜市でもよく見かけると思います。
見た目には少しびっくりしますが、食べてみたらおいしいですよ。
牛肉は食べない人も多い
豚肉、トリ肉は台湾に来たらまずおすすめと言えますが、牛肉はあまりおすすめできません。
台湾の牛肉は、痩せているものが多く、筋も多いため、しっかりと煮込んだ牛肉麺のような食べ方が合っているのだと思います。
日本の霜降りステーキのイメージで食べると、全く期待と違うということもあると思います。
火鍋店などでは、薄切りの牛肉はありますが、やはり美味しい牛肉が食べたいなら日本の方が断然良いと思います。
私は台湾に住んでいておいしい牛肉が食べたいなと思うと、コストコに買いに行っています。
カルフールなどの大型スーパーでは輸入の和牛が売られている事もあります。
台湾で牛肉料理があまり発展しなかった理由として、台湾には宗教的な理由で、牛肉を食べられない(もしくは食べない)人が多いからです。
牛は農業を手伝ってくれる働き手であったため、占いで食べないようにと言われて、生まれてから食べたことがないという人もたまにいます。
羊肉も一般的に食べられています
羊肉と書きますが、実際はヤギです。
何肉か選べる火鍋などのお店では、豚・牛に並んで羊肉があります。
羊肉は少し癖が強いですが、気に入ったらたまに食べたくなる味ではないでしょうか。
個人的には羊肉羹麵(羊肉を煮込んでとろみをつけたスープ麺)がおすすめです。
私個人的には、鉄板焼きを食べに行くと必ず羊肉を注文します。
ですが、火鍋に入れると全部羊肉の味になってしまうので、火鍋の時は注文しません。
番外:カエルやヘビの肉も
テレビなどで、ヘビスープやカエルなどが紹介されているのを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、夜市に行くとヘビスープが売られています。
効能を求めて食べるといった栄養的な意味合いが強く、貧血にも良いと言われています。
個人的にはカエルは食べやすいと思います。鶏肉のような味です。
ただし、ヘビはまだ食べる勇気がありません。
まとめ
いかがでしたか。今回は日本と台湾の肉事情の違いについてご紹介しました。
台湾の夜市や市場で肉を選ぶ際に、参考にしていただけると嬉しいです。