ひとり自転車旅でも安心！初心者にもおすすめの絶景ロードトップ5

「かきしま海道」は広島の瀬戸内周辺で養殖が盛んな”牡蠣”が由来。
コースのハイライトとなる江田島は瀬戸内海がゾッとするばかりに蒼く、空との境目がわからないほど！

そんな気持ちのいい島のど真ん中に海軍関係の施設が点在しており、観光スポットも多数。とくに桜の開花期は美しくて見逃せないです。
年に1度とはなりますが、江田島市海上自衛隊術科学校のお花見開放日を狙って訪問するのもおすすめですよ。
例年4月はじめの日曜日ですが、公式ページにてご確認ください。（公式HP）

私はこの日に照準をしぼり、追加で江田島一周サイクリング。
とてもいい思い出になりました。

4位室戸岬（高知県室戸市）…リアス式海岸の厳しさを横目に！自然と対峙できる自転車旅

私の住む高知県の観光地のなかでも人気トップ5にかならず入ってくる室戸岬。
しかし、自転車で向かうとなると話は別。

そんなに簡単にアクセスできる場所ではありませんので、レンタカーかバスなどで向かい、現地で自転車を借りるのが現実的でしょう。
でも、高知市内から片道2時間かけてくる価値がある景色が広がっています！

私は四国一周チャレンジの際に経由したり、宿泊を絡めて訪問することが多かったのですが、ゆっくり腰を据えて観光できる周回ルートは16kmと短め。
海だけではなく山もあって、風光明媚で楽しいルート！

サイクリングの疲れを癒やすには、「シレストむろと」（HP）の海洋深層水露天風呂がおすすめ。
海を眺めながらの温泉は至福の時間です。

3位阿蘇ミルクロード（熊本県阿蘇市）…自転車での登りはつらいが、大観峰の雲海に感動！

自転車で山岳地帯を登りたい、といった場合に真っ先に浮かぶのが、標高差のある日本アルプスなどですが、そのどれもがキツイことで有名。

しかし、阿蘇ならば別。
スタート地の阿蘇駅の標高がすでに500Ｍを超えており、もっとも景色の良い最高峰が大観峰の936M。
標高差500M足らずの登りでピークにたどり着けるので、喜びもひとしお。
苦労のない割に絶景にたどり着ける、きわめて「コスパの良い」サイクリングロードです！

くわえて、大観峰を早朝スタートにすると雲海のおまけ付き。
その場合は最後に登りとはなってしまうのがネックですが、それを吹き飛ばすほどの達成感を感じられます！

街におりてくれば、駅前に道の駅やスーパー、温泉、ご当地B級グルメの「おべんとうのヒライ」が徒歩圏！
レンタルサイクルを返却したあとも楽しめるコンパクトシティです。

私は素泊まり宿の「阿蘇バックパッカーズ」（HP）に連泊して登山、自転車、観光フルコースでエンジョイさせていただきました。
夏も涼しいので、避暑地としても最適ですよ。

2位とびしま海道（広島市呉～愛媛県岡村島）…しまなみ海道より圧倒的に静かに走れる。青い海・空を自転車から堪能

「とびしま海道」は、広島県呉市から安芸灘諸島を経由し、愛媛県今治市の岡村島まで、7つの橋でむすぶルート。
瀬戸内に浮かぶ島々がまるで「飛び石」のようであることから名付けられました。

そのためしまなみ海道よりも1つ1つの島がミニサイズで、自転車で通過するだけなら”たったの5～10分”で終わってしまう島もありなんだか切ないほど。
しかし、そのぶん島と島との結び付きが強く、広島・愛媛の県境を超えるとはいえ各方面の小型船航路が多数あったりと、通り抜けるにはとても便利。

景色がどんどん移り変わっていくので、距離も40KMくらいしかないのに、大移動をした気持ちになります。
しまなみ海道ほどカフェや飲食店の数はないので少し注意は必要かも。

しまなみがオンシーズンの場合でも、とびしまは比較的静かに走れるので、ツウなサイクリストに人気なのです（私を含む）。

1位しまなみ海道（広島県尾道市～愛媛県今治市）…世界的にも有名な8つの島をむすぶ自転車専用道。カフェや宿泊施設も点在し走りやすい

しまなみ海道にある「サイクリングロード」は、日本で初めて海峡を横断できる自転車道として開通。
全長70KMと長いですが、1泊2日に分ければ初心者でも完走は難しくありません。

しかし、距離以上にアップダウンに疲労する方が多いのは事実。
というのも、各島を繋ぐ橋の高さがかなりあり、もっとも高い「来島海峡大橋」で標高約80M。
海抜ほぼゼロからスタートする足にはかなり応えます。

そのため、おすすめの出発地は愛媛県・今治。
広島県・尾道をスタートにするとこの「来島海峡大橋」が一番最後の橋になり、つらい思い出の残る可能性があります…
なのでおすすめは断然四国・愛媛側から！


おすすめの宿泊地は中間地点の大三島。
これでもかと海鮮が出てくる「旅館さわき（HP）」や、地元の名物を集めた居酒屋「きつねのぼたん」など、泊まらないと食べられない美味しいものもたくさんありますので、ぜひとも1泊して挑戦してみてくださいね。

自転車一人旅、新しい自分に出会えるかも？

自転車はゆっくり確実にステップを踏んでからのほうが快適に楽しめます。
私もロードバイクに乗り始めて8年目になり、自宅から1000km以上先の北海道にまでひとりで走りに行くようになりました。

今でこそ自転車ショップのアドバイスなども受けながら長距離サイクリングも楽しめる余裕が出てきましたが、本当にそれは最近のこと。
初めての場所での走行は心配で仕方がなかったです。それはだれでも、どこであっても同じ。

とはいえ、今回挙げさせていただいた5つのスポットのように、気軽にレンタルサイクルが可能な場所も多く、トライしてみると新しい扉が開けるかもしれません。
私の場合、無心で自転車を漕ぐのは知らぬ間にストレス解消になっていました。

ひとりでの自転車旅は、不安を最小限にするため下調べをしっかり行い訪問したいところ。
今回ご紹介した5つのスポットを、ぜひとも天気の良い日（これ大事！）に楽しんでいただけたらと思います。

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