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ニーハオ(你好)、ゆうです。
関西から台湾に引っ越してきて7年。
元々台湾旅行が大好き♡からの憧れの台湾暮らし!
実際に住んでみるとまぁいろいろとありますが、いまだにガイドブックを見るとワクワクする台湾大好き人です。
台湾旅行といえば、台北市内がメジャーですが、近郊にも少し足を延ばしてみたいもの。
そこで、台北近郊の日帰りモデルコースをご紹介します。
今回はまず台湾で(おそらく)一番人気の観光スポット、千と千尋の神隠しの舞台ともなった九份へ行くコースです。
行き方、目安の移動時間などもご紹介するので、参考にしてくださいね。
この記事は、こんな方におすすめ!
- 台湾旅行で九份は外せない
- 九份だけではなく十分まで足を延ばしたい
- アジアの雰囲気を感じたい
行き方・帰り方を徹底解説!九份×十分日帰りモデルコース
ノスタルジックな雰囲気を感じたいなら、ランタンで有名な「十分」。
そして、日本人が台湾で行きたい観光スポットNo.1千と千尋の神隠しのモデルとしても有名な「九份」。
十分〜九份を1日でまわるコースがおすすめです。
移動時間は片道1時間強と長いものの、電車・バスで完結できるので、初心者でもちょっと頑張れば回れるコースだと思います。
九份はどの時間帯に行っても、ジブリの世界に入り込んだような独特の雰囲気の漂う街ですが、やっぱり日が暮れてからの提灯に灯がともった時間帯に訪れたいもの。
ということで、朝台北を出発し、午前中に十分を回って、夕方にかけて九份に行くモデルコースを、行き方・帰り方を含めご紹介します。
8:00「台北駅」から台鉄で「瑞芳(ルンファン)」へ
台北駅から台鉄、いわゆる電車で瑞芳駅へ向かいます。
電車の種類は4種類、それぞれ料金が異なるので乗る電車を間違えないように注意が必要です。
駅の窓口で切符を買う場合は、十分(スーフェン)駅への切符を購入するか、瑞芳(ルンファン)駅までの切符と平渓線の一日乗車券80元を合わせて購入するか、どちらでもいいと思います。
台北駅から瑞芳駅へ行く電車は早い順に
- 普悠瑪號・太魯閣號: 76元、約30分
- 自強號: 76元、約40分
- 莒光號:59元、約45分
- 區間車: 49元、約50分
一日中歩き回ることを考えると、自強號の指定席を買うのがいいと思います。
ちなみに、切符は事前に購入することができるので、心配なら前日に購入しておけば安心です。
また、台北駅で平渓線の一日乗車券80元を合わせて買っておくと便利です。
一日乗車券がなくても、十分駅まで切符を買っておけば、その後の移動は悠遊卡(Easy Card)でもいいと思います。
悠遊卡(Easy Card)につていは、下記の記事にてご確認ください。
9:00「瑞芳駅」で乗り換え、「十分(スーフェン)駅」へ
瑞芳駅についたら、3番乗り場の平渓線(ピンシーシェン)へ!
ひとつ注意が必要なのは、この平渓線は1時間に1本しか電車がないということ。
2024年2月時点では、8時台が8:02、9時台が9:04、10時台が10:05でした。
ここでは9時台をご紹介していますが、1日のスケジュールを考えると遅くとも10時台には平渓線の電車に乗りたいところです。
最新の時刻表は以下のページで確認してから出発しましょう。
瑞芳駅から十分駅までの乗車時間は、およそ40分です。
※参考サイトはこちら(支線→平溪/深澳線のPDFに時刻表があります。)
9:40十分でランタン飛ばしなどを楽しもう
十分で楽しめることと言えば、
- ランタンに願い事を書いて空に飛ばせる
- 列車が老街に入ってくるのが近くで見られる
- 十分瀑布(滝)で自然を満喫できる
- 老街で伝統的な台湾の街の雰囲気を感じられる
などなど。
十分は市場の中に電車の線路が通っていて、電車が入ってくる様子が間近で見られます。
アジアっぽさを感じられる光景ですね。
電車は1時間に1本なので、電車が通る時間をチェックしてから観光したらいいと思います。
十分といえば、ランタン飛ばしですよね。
願い事を書いて、火をつけるとランタンが舞い上がります。
注意事項としては、連絡先や名前は書かないように!ということです。
というのも、過去には名前を書いて飛ばしたランタンが火事の原因になり、訴えられたことがあるとのこと。
飛ばしたランタンは、ボランティアが回収しているそうで、回収に補助金も出されているそうです。
ランタンには願い事をペンで書きますが、色によっても意味があります。
- 赤:健康・安全祈願
- 黄:金運
- 青:仕事運
- 紫:勉強運・合格祈願
- オレンジ:愛情運・結婚運
- 白:運気アップ
- 緑:万事順調
- 薄ピンク:幸福祈願
- ピンク:人気運
の意味が込められています。
ランタンは単色のものと複数の色が選べるものがあるので、ぜひお気に入りのランタンを飛ばしてみてくださいね。
ちなみに、ランタンは中国語で天燈(ティエンドン)といいます。
十分瀑布までは片道2kmほどあるので、往復すると1時間程かかります。
幅が広くダイナミックな滝なので、見に行ってみる価値はあると思います。
朝早くこれたなら、先に十分瀑布へ行って、1時間後に次の電車が入ってくるのを見つつ駅前の老街を散策するのがいいですね。
日本とはまた違う植物などもたくさん見られるので、自然散策が好きな方はぜひ!
ここで歩くと体力に自信がない方、ちょっと遅く来てしまった方は、無理して十分瀑布へは行かないで、十分駅前の老街(ラオジエ)で1時間観光し、次に来た電車で移動するのがいいと思います。
老街:レンガ造りの古い町並みの商店街
ただし、それだと電車が通るところが見られなくなってしまいます。
十分駅滞在は1時間、電車の出入りも見たい方は、電車から降りたらすぐに老街の電車が通るところまで走ればギリギリ見られます。
- 住所
-
台湾新北市平渓区十分街
住所をコピーする - 営業時間
- 終日開放
- 新北市政府観光旅遊局HP
- https://newtaipei.travel/ja/attractions/detail/111817
11:40菁桐(チントン)駅へ向け出発
十分駅から再び電車に乗り、平渓線の終点、菁桐(チントン)駅へ向かいます。
こちらも同じく、電車が1時間に1本しかないので、時間に注意しておくようにしましょう。
所要時間はおよそ20分です。
12:00炭鉱で栄えた街、菁桐(チントン)駅周辺を散策しよう
菁桐駅周辺は、古い町並み、鉄道博物館など一昔前に時代を遡ったような雰囲気のある街です。
お店は少なめですが、時間的にはここで昼食をとるのもおすすめです。
駅から菁桐街側にのぼると、高台から景色の見渡せるレストランもあります。
菁桐には、竹筒に願い事を書いて吊るす習慣があり、いたるところに竹筒がかけられています。
上の写真にも、少しわかりにくいですが、竹筒がたくさんかかっています。
これは許願筒(シューユェントン)といって、日本でいう絵馬のようなものです。
その他にも、鉄道故事館、菁桐礦行生活館、旧日本人集落などの歴史を感じられる見どころもあります。
菁桐も電車が1時間に1本なので、観光時間は1時間~2時間が目安。
駅前の老街だけなら1時間、昔の日本人集落あたりまでのんびり足を延ばしたり、ゆっくり昼食をとったりするなら2時間といったところです。
- 住所
-
台湾新北市平渓区菁桐里菁桐街
住所をコピーする - 営業時間
- 終日開放、各店舗の営業時間による
- 定休日
- 各店舗の営業時間による
- 新北市政府観光旅遊局HP
- https://newtaipei.travel/ja/attractions/detail/111900
14:00菁桐駅から瑞芳駅を経由し、いよいよ九份へ向かいます
菁桐駅から瑞芳駅へは、電車で1時間程。
菁桐駅は始発駅なので、(おそらくですが)座れるのがおすすめのポイントです。
時間を節約したい場合|菁桐か十分から九份へタクシー移動という行き方もあり
菁桐駅から九份へは、電車・バスで移動するとで1時間半、バスの乗り換えにかかる時間次第では、2時間程度かかることもあります。
一方、タクシー移動の場合は、およそ40分で移動できます。
タクシーの場合、菁桐駅から九份へは1000元強が目安となるようです。
十分駅から九份へは800元弱でした。
新北市はメインの観光地間でのタクシー料金が設定されているので、料金としては目安があり心配は少ないですが、台数自体が少なくすぐにタクシーが捕まらない可能性もあるため、注意が必要です。
15:00瑞芳駅からバスに乗り換え九份へ バス停への行き方も簡単
瑞芳駅から九份まではバス移動です。
瑞芳駅西出口から外に出て、左側に進むとバス停があります。
このあたりは、観光客向けにたくさん看板が出ているので、大丈夫だと思います。
ガイドブックによく書いてあるのは、「1062」バスですが、九份に行くバスは他にもたくさん走っています。
バス停には各バスの路線図が貼ってあるので、バスアプリも活用して九份行のバスに乗りましょう。
バス停には電子看板があって、リアルタイムの状況が表示されているので、どのバスが何分後に到着するかは、一目瞭然。
次に来るバスをバスアプリで検索し、九份が行先にあれば乗ればOKです。
どのバスも、道が混んでいなければ所要時間はおよそ15分です。
バスに乗る際は、現金(小銭)での支払いもできますが、チャージした悠遊卡(Easy Card)があった方が安心です。
悠遊卡(Easy Card)はコンビニでも購入できます。
バスアプリの詳細は下記記事にてご確認ください。
15:30千と千尋の舞台、九份を散策しよう
九份老街はセブン-イレブン横から入っていく狭い路地からスタートします。
路地に入ると、左右に雑貨屋さん、食べ物屋さんなどがひしめき合っています。
治安が比較的いい台湾ですが、九份のような外国人が多いところでは、置き引きやひったくりの被害も聞くので、手荷物には気をつけて歩くようにしてください。
おすすめは食べ歩きをしながら老街を通り抜け、お気に入りのお茶屋さんを見つけてのんびり景色を見ながら日が沈んで提灯に灯がともるのを見ることです。
提灯に灯がともった後は、階段をおりて写真撮影スポットで記念撮影。
この階段を途中まで降りたところから見上げた景色が一番の撮影スポット、まさに千と千尋の舞台を思わせる光景が広がります。
その後、階段を上って老街まで戻り、老街をセブン-イレブンに向かって引き返します。
お土産を探しながら歩くのもいいですね。
日本人の多くは、階段を降りるだけで、老街から更に上には上らないようです。
ですが、じつはこの上にも、可愛い雑貨屋さんや、九份名物の芋圓(ユーユェン)の有名店があります。
時間に余裕があればぜひ上まで行ってみてください。
九份老街にはたくさん、肉圓(バーワン)のお店があります。ピンク色で独特な見た目をしているので、何かわからずチャレンジしない人も多いんだとか。
これは、日本でいう片栗粉(台湾ではサツマイモ粉)の皮の中に、味付けされている豚肉やタケノコを包んだ料理です。
台湾ならではの香辛料の味ですが、私はとてもおいしいと思います。
肉圓は中国語で「ローユェン」と読みますが、台湾語で「バーワン」という方が一般的です。
何も言わないとパクチーがかけられるかもしれないので、苦手なら注文時に伝えましょう。
緑の葉っぱがかけられていたらそれはパクチーです.
九份も見どころはたくさんありますが、街自体は小さいので散策時間は1時間~2時間といったところでしょうか。
そこに、お茶屋さんでゆっくりする時間を加えると、滞在時間は3時間程あれば満喫できると思います。
- 住所
-
台湾新北市瑞芳区基山街
住所をコピーする - 営業時間
- 月曜日~木曜日:08:00 – 19:00
金曜日~日曜日:08:00 – 22:00 - 定休日
- 各店舗により異なります
- 公式HP
- https://jiufen.welcometw.com/
- 新北市政府観光旅遊局HP
- https://newtaipei.travel/ja/attractions/detail/111871
19:00帰りはバスで台北まで直通
じつは、この帰りのバスが一番心配です。
というのも、とくに週末は大行列になるからです。
少しでも混雑を避けるためには、九份バス停から一つ前のバス停「隔頂(グーディン)」まで歩くか、あえて逆向きのバスに乗車し「金瓜石(ジンズワスー)」で下車、そこから台北行のバスに乗り換えるのがいいと思います。
もちろん、行列ができていなければ九份で待ってもOK!
ですが、週末は1時間を越える行列ができている可能性がある上、並び方も我先にと無法地帯だったりするので、本当に帰れるのか不安になるかもしれません。
台湾にもきちんと並ぶ文化はあるのですが、バスがどのあたりに停車するかは運次第。
列の先頭からずれたところに停まったところから人が乗り込んでしまうこともあります。
このあたりのマナーは年々よくなってきていると私は思っていますので大きな心配はないですが、日本に比べるとまだ割り込みなども見られると思います。
19時台だと、まだ混雑のピークには達していないかな、というのと多少待つことを考えても、これくらいの時間の出発を予定しておいた方が安心です。
台北行のバスは1062と965の2種類があり、欲をいえば台北のホテルの場所によって乗り分けたいところですが、先に来た方に乗ってしまうのがいいと思います。
九份×十分日帰り旅でノスタルジックな台湾を満喫
台北からの九份、十分への行き方・帰り方も含め、ご紹介してきました。
私自身、台湾に住む前に台湾旅行に来ていた時や、こちらに住んでからも日本から友人が来るたびに九份には何度も行っていますが、何度行っても大好きな街です。
最近はこれまでに増して観光客が多くなっているので、できれば週末を避けていきたいところです。
九份ばかりが注目されがちですが、十分や菁桐の台湾ローカル電車の旅も是非体験してみてください。
この記事が、あなたの台湾一人旅のきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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