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ニーハオ(你好)、ゆうです。関西から台湾に引っ越してきて7年。
元々台湾旅行が大好き♡からの憧れの台湾暮らし!
実際に住んでみるとまぁいろいろとありますが、いまだにガイドブックを見るとワクワクする台湾大好き人です。
日本でのブームは少し落ち着いたかもしれませんが、台湾と言えばタピオカミルクティー!
・・・に限らず、ドリンクスタンドが生活に溶け込んでいます。
今回は、ドリンクスタンドでの注文方法、そして有名どころのチェーン店をご紹介します。
注文方法はちょっと難易度が高いですが、是非マスターしてくださいね。
この記事は、こんな方におすすめ!
- タピオカミルクティーが好き
- 本場の台湾ドリンクを楽しみたい
- 台湾のドリンクスタンドで注文に挑戦したい
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目次
台湾4月3日の地震の影響
台湾では2024年4月3日、M7.2の地震がありました。
日本のニュースでも、危害状況が大きく報道されていると思います。
私も日本の家族、友人からたくさんの心配の連絡をもらいました。
幸い、私の住んでいる地域は大きな影響もなく、いつもと変わらない日常を過ごしています。
大きな被害が出た花蓮を除き、台湾の多くの地域では、観光に影響はありません。
一部の観光地などで安全確認がとれるまで営業を中止していることもあるようなので、計画段階で確認してみることをおすすめします。
「自粛」というモードではないので、台湾を元気づけるためにもぜひ観光に訪れてほしいと思います。
台湾にはどれくらいのドリンクスタンドがあるの?
台湾経済部の統計によると、台湾では毎年約10.2億杯のハンドシェイクドリンク(いわゆるドリンクスタンドで売られているドリンク)が売られています。
台湾の人口はおよそ2300万人なので、一人あたり年間平均約44杯。
子供や年配の方も含んでの平均なので、コアの年代だとそれ以上のハンドシェイクドリンクが飲まれていることになります。
2021年の総売上額は、924億元(およそ4300億円)、2022年時点でのドリンクスタンド数は2万7509店舗だったということからも、いかに台湾人の生活にドリンクスタンドが欠かせないものかということが見てとれます。
人口1万人当たりの店舗数は11店舗を超えています。日本のコンビニは都道府県にもよりますが3.5〜6店舗ほどなので、イメージとしてはコンビニの2倍のドリンクスタンドがあるということになります。
ちなみに台湾はコンビニも多く、1万3000店舗を超えます。
コンビニの数よりドリンクスタンドが多いというのもまた驚きです。
台湾ドリンクスタンドの種類は?
台湾のドリンクスタンドは、有名どころのチェーン店だけでもかなりあります。
私はたまにドリンクを買いに行く程度ですが、それでもざっと15ブランドくらいは頭に浮かんできます。
ドリンク好きの方は、本当にいつ会っても片手にドリンクというようなこともあるので、詳しい方ならもっといろいろ知っているのだと思います。
人気のドリンクブランドは後ほどご紹介するとして、ドリンクスタンドにはさまざまな特徴があります。
大きく分けると、
- お茶系(紅茶やウーロン茶など)
- ミルクティー系(ウーロンミルクティーやタピオカミルクティー)
- ラテ系(抹茶ラテやアイスラテ、黒糖ラテ)
- 果物系(オレンジヤクルトやキンカンジュース)
その他、仙草茶、豆乳など、それぞれの強みを打ち出しています。
ドリンクスタンドを選ぶときは、その日の気分でどんなドリンクを飲みたいかによって使い分けています。
【一言中国語講座】ドリンクスタンドでの注文方法!
ドリンクスタンドでは、ドリンクの種類だけでなく、サイズや甘さ、冷たさ、トッピングを指定して注文します。
これが、ドリンクスタンドで注文するのは難しいと言われる理由です。
難しいとは言っても、パターンは決まっています。
せっかく台湾に旅行するなら、現地のドリンクスタンドは外せないですよね。
是非マスターして、色々な店のドリンクを飲み比べてみてください。
1.ドリンクの種類を指定
まずは、どのドリンクを注文するか決めましょう。
注文するときは、
「我要一杯〇〇(ウォーヤオイーベイ〇〇、〇〇を一杯ください)」と言います。
ドリンク名の中国語がわからない場合は、メニューを指さして
「我要一杯這個(ウォーヤオイーベイチャガ、これを一杯ください)」と言えばOKです。
メニューは漢字で書かれているので、何となくイメージはできると思います。
お茶類は、「綠茶,紅茶,烏龍茶」など、これは中国語で書きましたがほとんど同じですよね。
見慣れない漢字で知っておきたいキーワードとしては、
- 茉莉(モーリー、ジャスミン)
- 奶(ナイ、粉ミルク)
- 鮮奶(シェンナイ、牛乳)
- 珍珠(ゼンズー、タピオカ)
- 汁(ズー、ジュース)
- 拿鐵(ナーティエ、ラテ)
- 多多(ドゥオドゥオ、ヤクルト)
- 可可(クークー、ココア)
- 布丁(ブーディン、プリン)
あたりです。
ニ杯以上注文する時は、一杯のところを
兩杯(リャンベイ、二杯)三杯(サンベイ、三杯)というように注文すればOKです。
2.大きさを指定する
ドリンクスタンドの大きさは、多くが「中杯(チョンベイ)」と「大杯(ダーベイ)」の2種類です。
もし色々な飲み比べをしたいなら、「中杯(チョンベイ)」で十分だと思います。
多くのお店では、中杯が500ml前後、大杯が700ml前後です。
ドリンク名を伝えた後に、「中杯(チョンベイ)」か「大杯(ダーベイ)」と言えばOK。
もしかするとドリンク名を言ったらすぐに「中杯還是大杯(チョンベイ、ハイシーダーベイ)?」と聞かれるかもしれません。
その時も、「中杯(チョンベイ)」か「大杯(ダーベイ)」を伝えればOKです。
3.甘さと氷の量(冷たさ)を指定する
最後に難関の、甘さと氷の量を指定します。
お店の人からは、
「甜度冰塊?(ティエンドゥービンクアイ、甘さと氷は?)」と聞かれます。
まず甘さは、何も指定しなければ「正常(ゼンチャン)」がでてきてしまい、これはかなり甘いので要注意。
甘さの指定は甘い方から、
- 正常(ゼンチャン)
- 少糖(シャオタン)
- 半糖(バンタン)
- 微糖(ウェイタン)
- 無糖(ウータン)
となっています。
次に氷の量を指定します。
氷の量が多い方から
- 正常冰(ゼンチャンビン)
- 少冰(シャオビン)
- 微冰(ウェイビン)
- 去冰(チュービン)
- 常温(チャンウェン)
- 温熱(ウェンラー)
となります。
ちなみにメニューによっては冷たいもの限定、温かいもの限定のものもあります。
注文の時は、続けて応えればOK。
私は「無糖(ウータン)去冰(チュービン)」(砂糖なし、氷なし)か、「微糖(ウェイタン)微冰(ウェイビン)」(砂糖少なめ、氷少なめ)にすることが多いです。
店によって若干の違いはありますが、メニューの下には砂糖と氷の量の目安が書いてあることもあります。
人気のドリンクスタンドは?
店舗数でいうと、
- 清心福全(950店舗前後)
- 茶之魔手(500店舗前後)
- 五十嵐(400店舗前後)
- CoCo都可(300店舗前後)
- 鮮茶道(300店舗前後)
となっています。
人気のドリンクスタンドは、地域によっても大きく異なりますが、インターネット上の人気アンケートによると
- 五十嵐
- 珍煮丹
- 春水堂
- 先喝道
- 大苑子
- 鶴茶樓
- 清心福全
- 麻古茶坊
- 迷客夏
- 五桐號
が上位10位となっています。
台湾でタピオカミルクティーの値段はいくら?
一昔前は、台湾=安いというイメージがあったかもしれませんが、台湾の物価はどんどん上がってきています。 円安の影響もあり、日本人には物価の上昇以上に高くなったように感じるかもしれません。 ドリンクスタンドの物価としては、お店や地域によって多少の違いはありますが、
- 緑茶や紅茶、青茶など基本のお茶:30元~
- タピオカミルクティー(脱脂粉乳使用):50元~
- タピオカミルクティー(牛乳使用):70元~
というイメージです。
フルーツを使用したアレンジドリンクは、色々な種類があるので値段は何とも言えませんが、中には100元を超えるものもあります。
トッピングは10~20元です。
台湾のドリンクスタンドの一部を紹介します
ここからは、ドリンクスタンドと特徴をご紹介していきましょう。
1.50嵐 (写真左)
タピオカミルクティーが飲みたければ、50嵐に行けば間違いありません。
50嵐の特徴は、大きさの異なる2種類のタピオカから選べることです。
両方をMIXすることも可能で、量多めも追加料金がかかりません。
いつでも行列ができているイメージです。
店舗数も最多なので、街を歩いていても見かけることは多いと思います。
2.五桐號 (写真中)
台湾の「お茶」が飲みたいなら、五桐號がおすすめです。
お茶のゼリーを使ったドリンクが特徴で、ウーロンミルクティー+緑茶ゼリーなど、お茶をアレンジしたメニューが豊富です。
フルーツやデザート系が強いドリンクスタンドもありますが、五桐號はどちらかというとちょっと古風なメニューが揃っているお店です。
3.迷克夏 (写真右)
ミルク系に強いのが迷克夏です。
お茶の種類も多いので、お茶好きの固定ファンも多いブランドだと思います。
牛乳にタロイモペーストを入れた芋頭鮮奶は、台湾らしいスイーツドリンクです。
4.清心福全
私の中で、台湾のドリンクスタンドとして一番初めに印象に残ったのが清心福全でした。
今はタピオカミルクティーも健康志向で牛乳を使っている店が主流になりましたが、一昔前は脱脂粉乳を使っている店がほとんどでした。
清心福全にも「牛乳」を使ったタピオカミルクティーはありますが、昔ながらの脱脂粉乳を使ったものもあり、あの独特の甘さのドリンクが飲みたいなぁと思ったらふと立ち寄ることもあります。
暑い日には、緑茶やプーアル茶もあっさりとして美味しいです。
5.可不可熟成紅茶
お店の名前の通り、紅茶がおいしいお店です。
時期によってはキャラクターとコラボしたレトロなパッケージが目を引きます。
可愛いコラボグッズが売られていることも。
深みのある紅茶で、タピオカミルクティーももちろんありますが、私は熟成紅茶にトッピングでタピオカを入れるのが気に入っています。
6.麻古茶坊
高雄発祥のドリンクスタンドで、麻古茶坊が南部の人気1位ということは、実はこの記事を書いていて初めて知りました。
季節限定のフルーツを使ったオリジナルメニューが多いイメージです。
今何があるのか、楽しみにしながら行ってみるのもワクワクします。
タピオカだけでなく、仙草ゼリーやナタデココ等、色々なトッピングができるのも魅力的です。
7.茶湯會
茶湯會は日本にも店舗出店しているので、ぜひ台湾現地で!という方も多いのではないでしょうか。
ウーロン茶、麦茶、緑茶、紅茶など、多くのお茶の種類があります。
トッピングに小豆があるのも特徴です。
8.大苑子
季節によって異なるフルーツドリンクが充実しています。
個人的にはフルーツ系が飲みたいなら、大苑子かなというイメージです。
グァバレモンなど、ザ南国というようなドリンクもあるので、興味のある方はぜひ!
白キクラゲを使ったドリンクや、愛玉ドリンクなども、台湾っぽいですね。
9.鶴茶樓
お茶に特化したドリンクスタンドです。
フルーツも、創作ドリンクというよりはフルーツ茶という形で提供しています。
特徴はミルクティーの牛乳を追加料金を払えばオートミルクに変更できるということ。
オートミルクにした場合、紅茶ゼリーのトッピングが無料になります。
複数の種類のお茶ゼリーをトッピングできるのも特徴です。
10.幸福堂
特別オススメというわけでもないのですが、先日ちょうど台北の西門町に行き、行列になっていたので写真を撮ってきました。
特徴は何といっても、お店で手作りしているタピオカです。
そのタピオカを使った炒めタピオカの黒糖ミルクが看板商品です。
西門町は、観光客が多い場所ということもあって限られたメニューしか注文できませんが、他のお店だと豊富なメニューがあります。
この日は限られたメニューの中から濃厚黒糖タピオカミルクを選びましたが、個人的には普通の黒糖タピオカミルクの方が、重たすぎず好みでした。
本場の台湾でタピオカミルクティーを楽しんで!
本当にたくさんのドリンクスタンドがあるので、どれを飲んでみるかは悩むところだと思います。
ガイドブックにもたくさんのチェーン店の紹介があり、それぞれ特徴はありますが、さすが本場の台湾!
名の通ったチェーン店のタピオカミルクティーであれば、どのお店で飲んでもハズレはないと思います!(オリジナリティーの強すぎるドリンクはさておき・・・)
ぜひ色んな店でチャレンジしてみてくださいね。
ちょっと難易度の高い中国語での注文は、自分が飲みたいもののパターンを決めておくと安心です。
この記事が、あなたの台湾一人旅のきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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