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ニーハオ(你好)、ゆうです。関西から台湾に引っ越してきて7年。
元々台湾旅行が大好き♡からの憧れの台湾暮らし!
実際に住んでみるとまぁいろいろとありますが、いまだにガイドブックを見るとワクワクする台湾大好き人です。
台湾は日本と文化的にも似ている部分も多く親日、とはとはいえ海外です。
何も知らないで行ってしまうと、困ったことに遭遇してしまうかもしれません。
初めての方でも、台湾旅行を安心して楽しむための情報をまとめてみました。
この記事は、こんな方におすすめ!
- 台湾がどんな国か知りたい
- 台湾旅行を計画中
- 海外一人旅に挑戦したい
- 一人旅の行き先に悩んでいる
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目次
基本情報:台湾ってどんな国?
台湾のこと、タピオカミルクティーの流行で台湾を知ったという方もいるのではないでしょうか?
それくらいすごい台湾ブームが巻き起こりましたね。
コロナでの海外旅行ロスもあってか、多くの台湾フェアも行われていました。
最近では、台中関係、台湾有事のニュースで耳にすることも多いかもしれません。
まずはそんな台湾の基本情報をご紹介しましょう。
1.日本との位置関係
台湾は、日本から東シナ海を挟んで南西に位置しています。
飛行時間は都市間によって違いますが、例えば東京-台北間は約2,000km、フライト時間は3-4時間程度です。
台湾に最も近い日本領土は与那国島で約300km。天気がいいと肉眼でも確認できるそうですよ。
位置関係ついでに時差もみてみましょう。
台湾は標準時としてUTC+8を採用しています。日本は通常UTC+9を採用しているため、台湾は日本より1時間遅れています。
つまり、日本が5時のとき台湾は4時、といった感じです。
旅行では、1時間遅いので時差のつらさを感じることもなく、1時間遅い分ちょっと得した気分になるかもしれませんね。
2.台湾の広さ
台湾の大きさは、九州より一回り小さいくらいです。
九州の面積は約42,000平方キロメートルなのに対し、台湾の面積は約36,000平方キロメートル。
西側には南北に新幹線が通っているので、移動も便利です。
九州旅行をイメージしてもらえば、距離感は分かりやすいかもしれません。
3.台湾の人口・産業
2023年の統計によると台湾の人口は2300万人強。
日本と同じく、晩婚化・少子化・高齢化の問題を抱えています。
台湾の主要な都市は北部と西部にあり、台北、新北、台中、高雄などの都市圏に人口が集中しています。
TSMCの熊本進出でも話題になっている半導体産業をはじめとして多くの産業が発展しています。
特にIT産業では、世界的に有名な電子機器メーカーが多く、半導体・液晶ディスプレイ・パソコン・スマートフォンなどの製造が盛んです。
「台湾の奇蹟」と呼ばれるほど、これらの分野での成長を遂げています。
製造業も盛んで、自転車製造でも有名です。その他自動車部品、化学製品、プラスチック製品などの製造が行われており、日本とも多くの貿易が行われています。
4.台湾の文化
最近は台湾有事というキーワードで台湾に注目が集まることも多くなってきました。
歴史において中国からの移民を何度か受け入れてきた台湾。中国の影響を受けつつも、独自の文化を発展させてきました。
中国以外では、オランダ統治時代、日本統治時代も経ており、その影響も見られます。
それと同時に、古くから台湾で暮らしている原住民、多くの外国人労働者もいます。
このように、台湾は多様な民族が共存し、その結果、多様な言語や料理が存在しています。
伝統的な宗教や文化行事が重要な要素として根付いているのも特徴です。
台湾旅行の目的として多いのが何と言ってもグルメですが、美味しい料理も文化の融合から来ているのだろうなと感じます。
日本人の口に合う食べ物も多く、台湾料理・フルーツ・スイーツ・屋台料理など、バリエーションも豊かです。
親日の国としても知られ、日本統治時代の年配者は日本語が話せます。
若い人の中にも、日本語を勉強している人はたくさんいて、日本のテレビ番組やアニメもたくさん放送されています。
不安をなくすためには、まず「言葉」の問題をクリアに!
台湾ではいわゆる中国語がメインで使われています。
中国大陸とはまた発音や使われる単語が少し違うので、「台湾華語」とも呼ばれます。
日本人からすると、巻き舌の発音が弱いので聞き取りやすい・・・と私は思っています。
漢字は繁体字が使われているので、日本語の漢字とリンクもしやすいのではないでしょうか。
また発音記号として「注音符号」が使われているところも台湾華語の特徴です。
中国語以外にも複数の言語が使われており、中国語の次に多く使われているのが、台湾語(閩南語)です。特に南部に行くほど台湾語を話す人が多くなります。
その次に、客家語、複数の原住民族語も存在します。
介護関係などに従事する外国人労働者も多いので、インドネシア語やタイ語、ベトナム語が書いてある店もちらほら見かけます。
公共交通機関の社内放送は、中国語–>台湾語–>客家語–>英語の順で4か国語話されていることが多いです。
日本統治時代の影響で、日本語の発音が残っていたりもするので面白いですよ。
例えば、頭コンクリ(=頭が固い)頭ショート(=頭がおかしい)うんちゃん(=運転手)などなど、なんでそれ?と思うような単語も耳にします。
このように日常的に色々な言語が混ざっている環境なので、日本と比較すると英語を話せる人は多い印象です。
漢字は日本語と意味が共通しているものも一定数あり、旅行中は看板の中国語も頼りになると思います。
他にも、日本ではカタカナや英語で表現される単語が漢字で書かれていることで、「そういう意味か!」というようなことも多々あります。
例えば、ソフトバンク(軟銀行=やわらかい銀行)、ショッピングセンター(購物中心=買い物の中心)などなど。
一人旅に覚えておくと安心な中国語も、また改めてご紹介します。
プチ中国語講座(スーパーマーケット編)↓
プチ中国語講座(ドリンクスタンド編)↓
かならず押さえておきたい「お金」のコト
旅行と切っても切り離せないのがお金ですよね。
台湾で使われている通貨は台湾元で単位としてはNTD(ニュー台湾ドル)と記載されます。
日常的には、〇〇塊(クァイ)、〇〇塊銭(クァイチェン)もしくは〇〇元(ユェン)という単位が使われます。
硬貨・紙幣の種類としては、1・5・10・50元の硬貨と、100・500・1000元の紙幣が使われています。
200元と2000元の紙幣もありますが、ほとんど見かけることはありません。
多くの店は、現金決済が可能ですが、新しい店ではキャッシュレス決済のみのこともあるので注意が必要です。
大きな紙幣(1000元札)は受け取ってくれないということはあまりないですが、屋台での買い物では小さい紙幣を持っておくと安心です。
台湾はクレジットカードが普及しているため、多くの店でクレジットカードが使えます。
VISAカードかMasterカードが主流で、観光地以外はJCBカードは使えないことも。
中には日本発行のクレジットカードが使えなかったり、コストコのように提携のクレジットカードのみの取り扱いというケースもあるので、複数の決済手段を持っておいた方が安心でしょう。
プリペイド式電子マネーはいくつか種類がありますが、最も普及しているのが悠遊卡(EASY CARD、中国語読みはヨウヨウカー)です。
このカードはとても便利なので台湾旅行では必ず持っておきたいアイテムです。
コンビニには可愛いマスコット型のものなども売られているので、旅のお供に一つ買っておいてはいかがでしょうか。
現金でチャージをすれば、タッチで決済ができます。
チャージは、公共交通機関の券売機やコンビニでも可能です。
公共交通機関やコンビニやスーバーマーケット、小売店、レストランなど多くの店が提携しているので、一つ持っておくと安心です。(ただし、屋台はほぼ現金)
物価は、生活者からするとかなり高いです。
というのも、台湾の給与基準は円安を加味しても日本よりは安いんです。
それなのに、ユニクロ、無印などの日本のものは2倍近くします。
マクドナルドも日本より高く、スーパーの卵や牛乳も、日本の2倍以上はする印象です。
その理由は、台湾の物価自体がどんどん上がっていることに加え、円安の影響もあります。コロナ前に来たことがある方なら違いは歴然。
日本より安いという感覚にはなれないかもしれません。
ただし、安いものもたくさんあります。
例えば市場で売っている洋服(子供服も含め)は1枚100元程から、靴の産地なので台湾製のスリッパも100元程度から手に入ります。
季節の野菜もいい天気が続くと安くなります。交通費も安いです。
食費は、B級グルメなら100元、今のレートで500円弱で食べられます。
全体的に物価が安いというより「牛丼価格で食べられるもののバリエーションがかなり多い」というのがイメージしやすいかもしれません。
個人店が多いので、日本に比べると価格は自由。そのため高い=いいものとは限らないところに注意が必要です。
一人旅ならマスターしたい「交通手段」
台湾旅行をする上でまず知っておいた方がいいのは、台湾は右側通行だということ。
そして、運転がかなり荒い人も多いということです。
青信号で横断歩道を渡っていても、自動車が道を譲ってくれないことも多いので注意しましょう。
また、バイクが多く、自動車の間からすり抜けて来たり、信号無視をしたり、危険な運転も多いです。
道を歩く時は、常に気を付けるようにしましょう。
交通手段を知る上で、台湾旅行でかなり重宝するのがGoogle Mapです。
国によっては公共交通機関の時間まで反映されていないこともありますが、台湾は電車やバスの時間までしっかりと反映させています。
目的地間の移動については、まずはGoogle Mapで公共交通手段を使ったルートを調べてみるのがおすすめです。
ここからは、交通手段別にご紹介します。
1.高鉄(いわゆる新幹線)
台湾では、西側の南北に新幹線が通っています。
台北駅から高雄(左營駅)まで2時間程度、2440元(指定席の場合)。
本数も多いので、南部への旅行には一番の交通手段の候補です。
2.台鉄(いわゆる電車)
九份や鶯歌などの台北近郊の町に行くなら、台鉄を利用することもあります。
注意が必要なのは、指定席は別料金が必要になるということ。
ICカードでの乗車では指定席に座ることはできません。
込み合って座れないことも多いので、長距離移動をする予定があれば指定席をとっておいた方が安心です。
3.MRT(いわゆる地下鉄)
台北~桃園、台中、高雄にはMRT(メトロ)があります。
※MRTとは、Mass Rapid Transit(大量高速輸送)の略。
特に台北観光では、MRT移動が便利。
今も増設が行われており、台北市内観光であればMRTだけでも移動を完結させられます。
料金は悠遊卡で支払えば切符を買う手間もいりません。
注意が必要なのは、改札を通った瞬間から、水や飴・ガムも含め一切の飲食が禁止ということ。
違反者には罰金があるので、必ず守るようにしてください。
4.バス
台湾はバスが便利です。
私個人的には、公共交通機関の中で最も頻繁にバスを使います。
GoogleMapでバスルートが出たら、是非チャレンジしてみてください。
MRTで乗り継ぎが必要なルートでもバスなら直通ということもよくあります。
順番としては、まずGoogleMapで最短のルートを調べ、出てきたバスの番号をアプリで調べます。
多くのバスにはGPSが備わっているので、乗ろうとしているバスが今どこにいるのかリアルタイムで分かります。
バスルートの地図や、時刻表などもアプリ内で調べられるので、とても便利。
旅行前には、インストールしておくのがおすすめです。
また、バスとMRTを組み合わせて利用することで割引も受けられます。
台灣公車通 (台北/桃園/台中/台南/高雄/國道客運)
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5.タクシー
台湾のタクシー料金は日本より安いので、公共交通手段と車移動の時間差が大きければ、利用したら便利です。
ただし一人旅なら、特に深夜に利用することは避けたほうがいいかもしれません。
ぼったくりや遠回りをする運転手などはあまり見かけませんが、中にはメーターを使わず言い値で迫ってくるケースもあるようです。
一人で利用する場合には、Uberを使うのがおすすめ。
目的地が伝わらない不安もなく、安心して利用できます。
6.レンタル自転車(YouBike)
台湾に一人旅するなら、YouBike(→リンク)を乗りこなせたらとても便利です。
YouBikeとは、電子無人自動化管理システムを利用したレンタサイクルサービスで、借りた場所以外でも返却できるレンタル自転車のこと。
台湾の電話番号を持っていない人が利用する場合は、クレジットカード決済でデポジットもかかりますが、30分10元~と、とても安く使えます。
料金や自転車の種類は地域によって違うので、詳しくは改めてご紹介します。
楽しむためには知っておきたい「気候」
台湾は沖縄より南にあるので一年中暖かいと思われがちですが、北部の冬は結構冷えます。
逆に夏は、もしかしたら日本の方が暑いのでは?と思うこともあります。
台湾の中でも北部と南部で季節の特徴が大きく違うので、旅行の時期に合わせて気候のいい目的地を選ぶのも、台湾を満喫するための一つのポイントかもしれません。
特に、夏の暑さ(日差しの強さ)、冬の寒さ、台風、梅雨や雨が続く時期を考慮した上で、計画をたてましょう。
特に、真夏の暑い時以外は寒暖差が大きいので注意しましょう。
冬に暖房設備がほぼないことも要注意ポイントです。
詳しい内容は、月別のおすすめ観光コースと合わせて紹介するのでお楽しみに。
その他:台湾旅行を計画する前に知っておきたいこと
最後に、スムーズに台湾旅行を計画するために、知っておきたいことをまとめました。
1.ビザは必要?
日本のパスポートを持っていて観光に行く場合には、90日以内かつ往復航空券があればビザの申請は不要です。
以前はパスポートの残り期間が〇ヶ月以上という条件がありましたが、現在は滞在予定日数以上であれば入国できます。
ただし、もし残り期間がギリギリのパスポートで入国し、何らかの原因で期限が切れてしまった場合には、新たなパスポートを発行しないと帰国できなくなってしまいます。
期限が切れたパスポートを台湾で更新するためには、戸籍謄本を取り寄せ、駐日経済文化代表処で申請、バスポートが完成するまで待たなければならず、その間帰国ができません。
台風の影響でフライトが延期・・・といった可能性もあるので、残り期間には余裕をもって行くのがいいでしょう。
2.通信手段(Wi-Fi)
日本の携帯電話がそのまま使える事もあるので、まずは自分の携帯キャリアの契約を確認してみてください。
レンタルWi-Fという手もありますが、旅行中は荷物になってしまうので、携帯一台で済ませられるのがベスト。
もし日本の携帯電話が直接利用できないのであれば、eSIMがおすすめです。
アプリを入れておけばスマホで完結できます。SIMカードを入れ替える必要もなくとても便利です。
台湾には多くの無料Wi-Fiスポットもあるので、組み合わせてうまく使いましょう。
3.電圧・コンセント
台湾は電圧110Vで、日本の100Vより少しだけ高いです。
日本から持ってきたドライヤーなどを直接使うと、壊れてしまうこともあるので注意しましょう。
「電圧の差が小さいので大丈夫」という情報もWEB上では見かけます。
弱で使うと問題ないこともあるようですが、特に強にして使うと壊れやすいので、大切なものであればやはり避けるのが無難です。
逆に台湾の電化製品を買って帰りたい場合、日本の方が弱いので壊れる可能性は低くなりますが、パワーが出ないです。
私は一度台湾で一家一台あると言われる「電鍋」を買って帰ったことがありますが、温まるのがかなり遅かったです。
100~240Vとアダプタに表記のあるスマートフォンやカメラ、ノートパソコンの充電器には変圧機能がついているので、台湾でも問題なく使用できます。
コンセントは3Pタイプと2P(Aタイプ)がありますが、3股タイプにも2股(Aタイプ)の形状は問題なく使用できます。
4.禁煙
公共の場所は全て禁煙です。地方都市になれば、まだ歩きたばこやそこでのタバコも見かけますが、法律では禁止されています。
定められた喫煙場所以外での喫煙は控えるようにしてください。特に、レストランなどの室内は確実に禁煙なので注意が必要です。
5.免税制度
台湾には税金還付制度(Tax Refund Store/TRS)という免税制度があります。
日本のパスポートで短期間の旅行に来た方であれば、条件に当てはまると思います。
免税店で、同日に同一店舗での合計金額が2000元を超える場合に利用できる制度なので、お土産などをまとめ買いする場合は、免税があるお店を利用するのもいいかもしれません。
免税店を利用する可能性がある方は、パスポートは持ち歩いておくようにしましょう。
TRSの認定を受けた税金還付マークが表示された店舗で、同一日に同一店舗で税込2,000元以上の買い物をしたら、パスポートを提示して還付明細申請書の発行を申し出てください。
商品の統一発票(レシート・領収書)と一緒に受け取り、空港で返金手続きを行います。
6.水道水は飲まない
台湾の水道水は直接の引用に適していません。
飲料水は、ペットボトルで購入するか給水スポットを利用してください。
台湾にはいたるところに給水スポットがあります。
熱湯・常温の水・冷たい水が出るものが多いですが、人が多いところでは冷却が間に合わず常温しかでないこともあります。
台湾一人旅の前にはしっかりした準備を!
台湾に一人旅を計画する前に知っておきたい情報をまとめてみました。
これからそれぞれについて現地情報も合わせて、詳しくお伝えしていきたいと思います。
治安もよく、女性の一人旅もしやすい台湾。
でも海外の一人旅には不安なこともあると思います。
そんな時は、できるだけ台湾のことを知って不安要素を取り除いていってください。
この記事が、あなたの台湾一人旅のきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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