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この記事は、こんな方におすすめ!
- 日帰りで大自然を楽しみたい
- 景色を見ながらゆっくりと自然を散策したい
- 都会を離れ、静かに癒されたい
松本から上高地までの行き方
上高地は、マイカー規制がかかっているエリアです。
そのため、観光客がアクセスする際には、バスまたはタクシーなどの公共交通機関を利用する必要があります。
松本から上高地までの行き方は、「前編」を参考に!
上高地ハイキングは大正池からスタートします
20代の頃に訪れた記憶を辿り、大正池からの散策をスタートすることにしました。
9時半頃に大正池に到着し、ひと息つくため大正池ホテルへ向かいます。
美しい大正池を眺めながら、コーヒーとチーズケーキを味わいました。
大正池は、大正4年(1915年)の焼岳の噴火によって梓川が堰止められ、形成されました。
池の水は深いエメラルド色をしており、その美しさは神秘的な雰囲気を漂わせています。
かつては水面から立ち枯れた木が数多く見られましたが、時間と共にそれらは次々と流され、現在ではほんの一部しか残っていません。
大正池からスタートし、ハイキングコースを歩き始めると、上高地に来たという実感が湧いてきました。
上高地の散策路は整備されており、歩きやすくなっています。
私はトレッキングシューズを履いて来ましたが、普通のスニーカーでも十分に歩ける道だと思います。
上高地では、真夏でも夜間は10度近くまで気温が下がります。
松本市内では真夏日を記録する猛暑でも、上高地の最高気温が20度台ということもあります。
そのため、真夏でも半袖だけでは肌寒さを感じるかもしれません。
天候も変わりやすいため、防水ジャケットやレインコートを持って行くことをおすすめします。
近頃、大阪や東京の夏はどんどん暑くなっていると感じますが、上高地ではまさに「避暑」にふさわしい、涼しく爽やかな時間を過ごせます。
沿道には多くの白い花が咲いていて、さまざまな野鳥の鳴き声や清流の流れる音を楽しみながら、ゆっくりとした時間を楽しめました。
大正池から始まる道には、小川が流れる道や小さな橋、池、沼地など、さまざまな風景が広がり、自然を楽しみながら歩きました。
河童橋に近づくと、その雄大な景色に感動を覚えます。
パッケージツアーだとバスターミナルを拠点に動くことが多いですが、個人で上高地を訪れるのであれば、大正池から歩き始めるのがおすすめです。
<今回の上高地ハイキングコース>
Total:75分 4km
①大正池 → (25分 1.2km)→
②田代池 → (梓川コース 20分 1km)→
③田代橋 → (10分 0.5km)→
④ウェストン碑 →(20分 1.1km)→
⑤河童橋
河童橋に到着、上高地の絶景を眺めつつホテルでランチ
河童橋に着くとちょうど昼時だったので、河童橋のすぐ近くにある「ホテル白樺荘」のレストランで食事をとることにしました。
ここは、絶景を望むテラス席が人気のレストランです。
この日は雨が降りそうだったため、室内席を選びました。
上高地の風景を眺めながら、地元で作られたクラフトビール、ハムの盛り合わせ、トマトと豆乳モッツァレラのカプレーゼをいただきました。
ホテル白樺荘で、素晴らしい上高地マップを見つけ、すぐに購入しました。
上高地の鳥瞰図が描かれたこのマップは、山好きにはたまらない一品です。
この地図はバスターミナルの近くのインフォメーションセンターでも販売されていました。
憧れの上高地帝国ホテルへ
せっかく上高地を訪れたので、憧れの上高地帝国ホテルにも立ち寄ることにしました。
あいにくの天気でしたが、散策の途中、雲間から山並みが一瞬見え、晴れた日とはまた違った景色が楽しめました。
上高地帝国ホテルは1933年に創業された上高地で最初のホテルで、2023年で90周年を迎えました。
新緑の中で際立つ赤い屋根は、風景の中で一際目立ちます。
20代の頃に訪れた際、なんて素晴らしい場所なのだと感動したことを思い出します。
その風格が、40年前とまったく変わっていないことにも感動しました。
カフェでアップルパイとコーヒーを注文しました。
ランチは軽めにしていたので、おいしいデザートでちょうどいい締めくくりになりました。
約1時間ほどゆっくりと過ごした後、帰りのバスに乗るためにバスターミナルへと向かいました。
バスターミナルの隣にあるインフォメーションセンターで、山の模型を見つけました。
山脈に挟まれた広大な平地という、上高地の独特の地形がよく理解できました。
上高地を訪れる際には二つの注意点があります。
一つ目は、帰りのバスについてです。
行きは予約なしで乗車できますが、帰りのバスは完全予約制となっています。
バスターミナルで当日でも予約可能ですが、事前に予約しておくことをおすすめします。
二つ目の注意点は、上高地の公衆トイレについてです。
上高地の公衆トイレはチップ制で、100円程度のチップが推奨されています。
百円玉を多めに持っておくと安心です。
上高地15時15分発のバスで新島々駅に向かいます。
朝来た路線で電車を乗り継ぎ、17時過ぎに松本駅に到着しました。
- 交通費費
- 松本駅⇔上高地 往復5,500円(新島々経由 電車&バス)
- 体験費
- 大正池ホテルでのカフェ 1,000円
ホテル白樺荘でのランチ 3,000円
上高地帝国ホテルでのカフェ 2,000円
一人ハイキングは、自然を感じる贅沢な時間
今回の上高地への日帰りハイキングは、夏休み前の穴場を狙い梅雨明け前の時期を選んだので、天気が心配でした。
40年以上ぶりの上高地ハイキングを楽しみたいし、山々をたとえわずかでも拝みたい、と祈りながら迎えた当日。
雨は予報よりも少し遅れ、ときおり雲の切れ間から山の全景が見えました。
一人だからこそ、鳥の声や水の音に耳を傾け、自分のペースでゆっくりと進むことができ、
本当に贅沢なひと時でした。
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