![上高地日帰りモデルコース|大正池〜河童橋〜帝国ホテル・後編](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/19aba2e3cd213d63fb9bb59502a1275a.jpg)
夏の上高地(長野県松本市)
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この記事は、こんな方におすすめ!
- 日帰りで大自然を楽しみたい
- 景色を見ながらゆっくりと自然を散策したい
- 都会を離れ、静かに癒されたい
![今回のナビゲーター](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/7dde9ae8f209a9f64080a4ee16fc0cdc.png)
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目次
松本から上高地までの行き方
上高地は、マイカー規制がかかっているエリアです。
そのため、観光客がアクセスする際には、バスまたはタクシーなどの公共交通機関を利用する必要があります。
松本から上高地までの行き方は、「前編」を参考に!
上高地ハイキングは大正池からスタートします
20代の頃に訪れた記憶を辿り、大正池からの散策をスタートすることにしました。
9時半頃に大正池に到着し、ひと息つくため大正池ホテルへ向かいます。
美しい大正池を眺めながら、コーヒーとチーズケーキを味わいました。
![大正池ホテル 大正池 コーヒー チーズケーキ](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/a9a32b79ba80e2f9b39e835ae0a9947b.jpg)
大正池は、大正4年(1915年)の焼岳の噴火によって梓川が堰止められ、形成されました。
池の水は深いエメラルド色をしており、その美しさは神秘的な雰囲気を漂わせています。
かつては水面から立ち枯れた木が数多く見られましたが、時間と共にそれらは次々と流され、現在ではほんの一部しか残っていません。
![大正池 梓川 焼岳大爆発 エメラルドグリーン](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/f068ffca3526a6efa7a21e2ea1668c7c.jpg)
![大正池 立ち枯れ木](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/d9729dc0183f578ee2e67dae06a293dc.jpg)
大正池からスタートし、ハイキングコースを歩き始めると、上高地に来たという実感が湧いてきました。
上高地の散策路は整備されており、歩きやすくなっています。
私はトレッキングシューズを履いて来ましたが、普通のスニーカーでも十分に歩ける道だと思います。
![散策路 上高地](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/ab9f58d8eb52c80b4a12bb263d37ad52.jpg)
上高地では、真夏でも夜間は10度近くまで気温が下がります。
松本市内では真夏日を記録する猛暑でも、上高地の最高気温が20度台ということもあります。
そのため、真夏でも半袖だけでは肌寒さを感じるかもしれません。
天候も変わりやすいため、防水ジャケットやレインコートを持って行くことをおすすめします。
![上高地 水辺 緑](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/0d272bcf7700a7974bc431da6f3fdfb3.jpg)
近頃、大阪や東京のなつはどんどん暑くなっていると感じますが、上高地ではまさに「避暑」にふさわしい、涼しく爽やかな時間を過ごせます。
沿道には多くの白い花が咲いていて、さまざまな野鳥の鳴き声や清流の流れる音を楽しみながら、ゆっくりとした時間を楽しめました。
![上高地 ハイキングコース 白い花](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/371a1c1bde0001868fc0259e8592b9be.jpg)
大正池から始まる道には、小川が流れる道や小さな橋、池、沼地など、さまざまな風景が広がり、自然を楽しみながら歩きました。
![大正池 ハイキングコース](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/e82af92fcef6af701ad73fcce24c647d.jpg)
![大正池 ハイキングコース](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/c4b3ad329d6ae957e825fa782e78fe71.jpg)
河童橋に近づくと、その雄大な景色に感動を覚えます。
パッケージツアーだとバスターミナルを拠点に動くことが多いですが、個人で上高地を訪れるのであれば、大正池から歩き始めるのがおすすめです。
![河童橋 上高地 ハイキングコース](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/3e9726aca036e5c119d8f396f7021a62.jpg)
<今回の上高地ハイキングコース>
Total:75分 4km
①大正池 → (25分 1.2km)→
②田代池 → (梓川コース 20分 1km)→
③田代橋 → (10分 0.5km)→
④ウェストン碑 →(20分 1.1km)→
⑤河童橋
![大正池 上高地 ハイキング スタート](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/f068ffca3526a6efa7a21e2ea1668c7c.jpg)
![田代池 湿原 上高地](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/2980ac362200bb12038f74f96ff868f1.jpg)
![上高地 梓川 田代橋](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/9bbc4a4b647a93bd9bd5f026d357744b.jpg)
![英国人宣教師ウェストンの碑 上高地](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/98b1d3a42b3d0c5c7102e4b219cfe2c8.jpg)
![上高地 河童橋](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/62b29aba1ef5a3ac7305bbdb6ab73616.jpg)
河童橋に到着、上高地の絶景を眺めつつホテルでランチ
河童橋に着くとちょうど昼時だったので、河童橋のすぐ近くにある「ホテル白樺荘」のレストランで食事をとることにしました。
ここは、絶景を望むテラス席が人気のレストランです。
この日は雨が降りそうだったため、室内席を選びました。
![ホテル白樺荘 レストラン 上高地 テラス](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/b16acf8f7061c98a0834fe4857d5f324.jpg)
上高地の風景を眺めながら、地元で作られたクラフトビール、ハムの盛り合わせ、トマトと豆乳モッツァレラのカプレーゼをいただきました。
![ホテル白樺荘 上高地 クラフトビール](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/ba27cc056acb15751fb737d4f5461649.jpg)
ホテル白樺荘で、素晴らしい上高地マップを見つけ、すぐに購入しました。
上高地の鳥瞰図が描かれたこのマップは、山好きにはたまらない一品です。
この地図はバスターミナルの近くのインフォメーションセンターでも販売されていました。
![上高地 マップ 100円 地図](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/4f73a5799fde64f85d5e76abf504e554.jpg)
憧れの上高地帝国ホテルへ
せっかく上高地を訪れたので、憧れの上高地帝国ホテルにも立ち寄ることにしました。
あいにくの天気でしたが、散策の途中、雲間から山並みが一瞬見え、晴れた日とはまた違った景色が楽しめました。
![上高地 ハイキングコース 曇り空](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/31b9374486fbe634b3cb5a1d5306c681.jpg)
![上高地 ハイキングコース 晴れ](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/19aba2e3cd213d63fb9bb59502a1275a.jpg)
上高地帝国ホテルは1933年に創業された上高地で最初のホテルで、2023年で90周年を迎えました。
新緑の中で際立つ赤い屋根は、風景の中で一際目立ちます。
20代の頃に訪れた際、なんて素晴らしい場所なのだと感動したことを思い出します。
その風格が、40年前とまったく変わっていないことにも感動しました。
![上高地帝国ホテル 90周年 赤い屋根](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/f9a7313e408f9ab822dfe1fd7c2b935f.jpg)
カフェでアップルパイとコーヒーを注文しました。
ランチは軽めにしていたので、おいしいデザートでちょうどいい締めくくりになりました。
約1時間ほどゆっくりと過ごした後、帰りのバスに乗るためにバスターミナルへと向かいました。
![上高地帝国ホテル アップルパイ コーヒー](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/feed98e6f4ebb6ef43f35d6501ccf216.jpg)
バスターミナルの隣にあるインフォメーションセンターで、山の模型を見つけました。
山脈に挟まれた広大な平地という、上高地の独特の地形がよく理解できました。
![上高地 バスターミナル](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/38d4091cee42c23950a489cf941bfb9a.jpg)
![山の模型 上高地](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/de1690c9c89483a4d5fcfb5167125e2f.jpg)
上高地を訪れる際には二つの注意点があります。
一つ目は、帰りのバスについてです。
行きは予約なしで乗車できますが、帰りのバスは完全予約制となっています。
バスターミナルで当日でも予約可能ですが、事前に予約しておくことをおすすめします。
![上高地 バスターミナル 新島々駅](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/597349a67e06de7e1dfc907ee60f32be.jpg)
二つ目の注意点は、上高地の公衆トイレについてです。
上高地の公衆トイレはチップ制で、100円程度のチップが推奨されています。
百円玉を多めに持っておくと安心です。
![上高地 公衆トイレ チップ制](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/f68e3a167c752052b619a3711cd34b8c.jpg)
上高地15時15分発のバスで新島々駅に向かいます。
朝来た路線で電車を乗り継ぎ、17時過ぎに松本駅に到着しました。
![松本電鉄上高地線 車窓 田園風景](https://magazine.solotori.jp/wp-content/uploads/2024/04/dff9a0352aae1188020ce7e0a609c8ea.jpg)
- 交通費費
- 松本駅⇔上高地 往復5,500円(新島々経由 電車&バス)
- 体験費
- 大正池ホテルでのカフェ 1,000円
ホテル白樺荘でのランチ 3,000円
上高地帝国ホテルでのカフェ 2,000円
一人ハイキングは、自然を感じる贅沢な時間
今回の上高地への日帰りハイキングは、夏休み前の穴場を狙い梅雨明け前の時期を選んだので、天気が心配でした。
40年以上ぶりの上高地ハイキングを楽しみたいし、山々をたとえわずかでも拝みたい、と祈りながら迎えた当日。
雨は予報よりも少し遅れ、ときおり雲の切れ間から山の全景が見えました。
一人だからこそ、鳥の声や水の音に耳を傾け、自分のペースでゆっくりと進むことができ、
本当に贅沢なひと時でした。
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