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一人旅をしたことがありますか?
一人旅は、行き当たりばったりが許される気軽で自由な旅。しかし、「女子一人旅はなんだか寂しい」といったイメージを持っている方も少なくはありません。
あらためまして、萩乃おはぎと申します。関西出身関東在住の趣味が国内外旅行のOLです。
家族旅行や友人との旅行も好きですが、一人旅も大好きです。一人旅でしか味わえない時間、出会いがあるからです。
筆者が一人旅を始めたきっかけは、縁もゆかりもない広島への転勤でした。生まれ育った関西を離れ友人と気軽に遊べなくなった当時は、不安と寂しさで落ち込む毎日でした。
しかし、広島に転勤になったことも何かの縁。せっかくなので中四国地方を制覇しようと思い立ち、気軽に自由に巡れる一人旅を楽しんでみようと思ったのでした。
今回紹介する島根県は、筆者が女子一人旅デビューをした土地です。
実際に訪れた島根県のオススメのスポットを紹介します。
一人旅ドライブでリフレッシュしてみませんか?
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目次
女子一人旅(ひとり旅)、島根はレンタカー旅がおすすめな理由
島根県旅行について調べるとすぐに分かるのですが、観光地が点在しているため公共交通機関で行くにはアクセスがよくありません。バスや電車の本数が少ない上に乗り換えの待ち時間も多いのです。
筆者は「貴重な休日がもったいない!」と広島からレンタカーを借りてドライブすることにしました。広島の市街地から島根の出雲大社まで車で約3時間もかかってしまうので、ゆったり過ごしたいのもあり、1泊2日の一人旅にしました。
レンタカー会社はいくつかありますが、今回はひとりですし古い車でも構わないので、一番費用が安いニコニコレンタカーを選びました。利用時間は1泊2日の36時間、免責保証もつけて、料金は9,000円程度です。
都合のいい時間帯だと、広島島根間のバスの往復料金は約8,000円だったので、金額的にはあまり変わりませんし、現地で自由に回れる点を踏まえてレンタカーで巡ることに決めました。
1.女子一人旅、Instagramを駆使してスポットを見つけよう
インターネットで島根県の情報を調べると、縁結びで有名な出雲大社や美肌の湯と言われている玉造温泉など、有名どころが紹介されています。
しかし、せっかくの女子一人旅。
有名どころも素敵ですが、自分がビビッとくる景色を求めている時は、Instagramで情報を集めるのがオススメです。
ハッシュタグ「#島根旅行」「#島根観光」で検索すると写真付きで情報が載っていますので、映えやすい場所もすぐ見つかります。
2. Googleマップを活用しよう
島根県の行きたい場所をインターネットとInstagramでたくさん集めたら、Googleマップで登録していきましょう。島根県は横に長い県ですので、1泊2日ですべて回りきることは難しいかもしれません。
ピンがたくさん立っているところを重点的に、効率の良く巡る作戦を立てるのにGoogleマップで整理していくのがオススメです。
いざ、1泊2日の女子一人旅へ。レンタカーで出発!
下調べをしっかりしたら、レンタカーを借りていざ出発!
ここからは、筆者が実際に女子一人旅で島根を巡った順におすすめを紹介していきます。
もし島根に行かれる際は、参考にしてみてください。
DAY1 ゆったりした時間を楽しむ
1.まずは腹ごしらえ!日本海が臨める「珈琲店 蒼」
広島を9時ごろに出発して、のんびり走って3時間。
お腹が空いてきたので、Instagramで見つけたお店「珈琲店 蒼」へ寄ることにしました。オススメのメニューは牛すじカレー。
青い空と海の180度パノラマビューを目の前に、ホッと一息できます。
運が良ければイルカが泳いでいるところを見られるそうですが、この日はイルカの群れは見られませんでした。
それでも、センスのいい雑貨や珈琲の良い香りに囲まれ、美味しいカレーを食べられて大満足なランチでした。
2.一目惚れした景色、多古の石柱へ
珈琲店 蒼の周りを軽く散策したあとは、Instagramで一目惚れをした景色「多古の石柱」に向かいました。
多古の石柱は海底火山によって噴出した溶岩で、侵食や風化によって削られていく中取り残された部分と言われています。長い年月と壮大な自然を感じられます。
珈琲店 蒼からは少々時間がかかるので、時折車を停めて海を眺めながら進みました。
「綺麗だな」と思った景色があったら、すぐに寄り道できるのも一人旅のいいところです。
多古の石柱の近くには、マリンパーク多古鼻という施設があり、果てしなく続く水平線を眺められます。
バンガローやキャンプサイトで宿泊ができますので、ここでBBQをしてゆっくり温泉に浸かり、満天の星を眺めながら眠りにつくのもいいかもしれません。
3.「若竹寿し」で海の幸たっぷりの海鮮丼を
女子一人旅では時間をゆったり使ってしまうので、一日の時間の短さに驚きます。マリンパーク多古鼻で夕方まで景色を眺めていたので、玉造温泉に着いた時には、もう日が暮れてしまっていました。
さて、女子一人旅ではグルメもしっかり満喫しておきたいところ。
実は、島根県には80を超える漁港があり、島根県沖の栄養豊かな海では豊富な魚介類が獲られます。日本海随一の好漁場といわれており、季節を通して新鮮な魚介を味わえます。
今回の一人旅では「若竹寿し」で海鮮丼を食べました。カウンター席で食べていると、いつの間にか隣の席のご夫婦と話が弾み楽しい夜を過ごせました。
こういった「旅先での出会い」は一人旅ならでは体験です。
4.一日の疲れを玉造温泉で癒す
玉造温泉は奈良時代に開湯したと言われている、日本最古の温泉の1つです。1300年前から美肌の湯として言い伝えられています。
現代でも科学的に分析した結果、美肌に必要な成分が高く含有されていると証明され、国内最大手の製薬会社にも美肌成分日本一の温泉であるというお墨付きももらっています。
名実共に美肌の湯と言われるわけです。
宿泊費はできるだけ安く抑えたかったので、素泊まりのビジネスホテルを予約していました。
しかし、女子一人旅の目的は「自分へのご褒美」。美肌の湯として有名な玉造温泉でのリフレッシュは必須です。
そこで、事前にGooglemapでチェックしていた「玉造温泉ゆ〜ゆ」に向かいました。
ここは玉造温泉で唯一の立ち寄り湯の施設で、破格の値段500円で利用できます。
お湯は少しぬるめでしたが、内湯に露天風呂、サウナなど充実しています。少し古い施設ですが、地元の方もよく利用されるようで活気に満ちていました。
DAY2 定番を巡る
1.真っ白な出雲日御碕灯台
地元のお客さんで賑わう喫茶店にてモーニングをいただいてからドライブスタートです。2日目最初の女子一人旅目的地は「出雲日御碕灯台」でした。
出雲日御碕灯台は1903年に建設され、海面から灯台の頭上まで63mもある日本一高い灯台です。今も現役で海の安全を守っています。
1998年には、「世界の歴史的灯台百選」に、2013年には国の登録有形文化財になっています。
駐車場から灯台までの道沿いには、お土産物やお食事処が並んでいて、朝どれの新鮮な海鮮を味わえるそう。店が並ぶ通りを抜けると松並木の遊歩道に繋がっていて、断崖絶壁にぶつかる波の音を聴きながら散策できます。
2.縁結びの神様出雲大社
出雲日御碕灯台を観光したあとは、縁結びの聖地として有名な「出雲大社」に向かいました。一生に一度は訪れたいパワースポットです。
出雲大社でお祀りしている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は国を造った神様で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に国土を譲った際に建設されたのが出雲大社の起源と言われています。
大国主大神は多くの女神と結婚してたくさんの子どもに恵まれたので、縁結びの神様とも言われています。出雲大社は男女の縁だけでなくあらゆるご縁を結ぶと言われており、全国から多くの方が良縁を求めて出雲大社を訪れています。
出雲大社の周辺にはたくさんの食事処が並んでおり、島根のご当地グルメの「出雲そば」も味わえます。「日本三大そば」の一つでもあります。
また、出雲はぜんざいの発祥の地でもあります。出雲大社では、旧暦10月に全国から集まった神様を祀る、神在祭(かみありさい)と呼ばれる神事が執り行われています。
その際に振る舞われるのが「神在(じんざい)餅」です。それが訛って伝わり「ぜんざい」として全国に広まりした。
温かいぜんざいはもちろん、夏場は冷やしぜんざいを楽しめます。
3.日本の渚百選に選ばれた稲佐の浜
続いて、出雲大社から1kmほどにある海岸「稲佐の浜」に向かいました。全国の神々をお迎えする浜と言われています。この白い砂浜は日本の渚百選に選ばれていて、夏には海水浴が楽しめるようです。
稲佐の浜には鳥居が建っている丸い島があります。「べんてんさん」と呼ばれている島で、かつては海に囲まれた沖にあったのですが、現在では島まで歩いて行けるようになりました。
4.世界遺産の石見銀山公園へ
出雲大社から約1時間、広島への帰る前に「石見銀山」に立ち寄りました。石見銀山は「自然環境と共存した産業遺跡」として、2007年に世界遺産に登録されています。
銀山地区では銀鉱石を採掘した坑道跡が多く残っており、その中の1つ「龍源寺間歩」は石見銀山遺跡の中で、唯一公開されている坑道です。近くの駐車場に車を止めると、入り口近くまではレンタサイクルで行けました。
龍源寺間歩は江戸時代中頃に手作業で掘り進められましたそうです。600mの坑道では、当時のノミの跡を見られます。夏でもひんやりとしていて快適ですが、すべて手作業で掘り進め、搬出したことを思うとその重労働に驚きます。
※
龍源寺間歩からすぐの町並み地区では、ノスタルジックな雰囲気の大森の町並みが楽しめます。
古民家を活かしたお洒落なショップやカフェが並んでいますが、今回の一人旅では時間が足りずゆっくり楽しむことはできませんでした。
島根一人旅でドライブする方へのアドバイス
長距離を一人で運転するので、こまめに休憩を入れることと、休憩を加味したスケジュールを立てることが大切だと分かりました。
筆者はスケジュールを立てる際に休憩時間を加味し忘れていたせいで、足立美術館に寄れませんでした。
ついついのんびりしすぎてしまうので、優先順位を決めて時間に余裕を持って周りたいですね。
女子一人旅で癒しの時間を島根で過ごそう
1泊2日女子一人、島根を巡るレンタカー旅はいかがでしたか?
一人旅では、行きたいところをすべて自分で決められるので、すべてが自分の思い通りにいく「自己中心的」な贅沢な時間を過ごせます。また、自分と向き合う時間をたっぷり取れる絶好の機会。仕事やプライベートで悩んだり、将来が不安になったりした時、気持ちをリセットするのに良い時間でもあります。
みんなでワイワイ旅行も楽しいですが、時には自分を優先してご褒美の時間を過ごしてみませんか?
島根県には、一生に一度は訪れてみたい縁結びのパワースポット、美肌の湯と言われている温泉、世界遺産の町並みがあります。ぜひ、島根県を女子一人旅で満喫して、心と身体を癒してみてくださいね。
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