当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
また、まとめサイト等への引用を厳禁いたします。
ごきげんよう!
新潟大好きソロトリメンバー、ヤマダイクコです。
住んだことはないし、「潟」の字を書くのが苦手なのになぜか親しみを感じるのは、新潟県産コシヒカリや笹団子などの新潟名物に胃袋をつかまれているからかもしれません。
東京から上越新幹線「とき」で80分前後の越後湯沢駅は、温泉やスキーなどで有名な山間の観光地。
飲食店や土産物屋が充実の駅と、徒歩圏内に温泉旅館&ホテル多数。
川端康成の小説「雪国」のモデルになった温泉地で、あちこちでヒロインの「駒子」の名前を見かけます。
今回は2017年6月、雪のないシーズンの雪国一人旅をお送りします。
開く
目次
越後湯沢駅
2017年のある日、なんとなく大浴場で手足を伸ばしたくなり、なんとなく2泊3日の越後湯沢一人旅を計画し、なんとなく2つの宿を予約。
1泊目は「雪国」ゆかりの宿、2泊目は電車に乗る直前までゴロゴロできるよう駅チカの宿を選びました。
当日はのんびり起きて出発、越後湯沢駅に午後到着、駅でぶらぶらウィンドウショッピング。
地酒やおつまみなど、驚きの品揃えの「ぽんしゅ館(越後湯沢驛店)」へ。
唎酒(ききざけ)マシンがずらりと並ぶ「唎酒番所」があり、500円でおちょこ5杯分の地酒が試せるそうです。
※20歳未満の人や、子ども連れでの入場は不可。
するめを肴に日本酒を味わえたらパーフェクトですが、酔ったら眠くなりそうなので断念。
※お酒は嫌いではないものの強くもないので、慣れない土地での一人酒は控えています。
さすが米どころ&酒どころ新潟、きっとお酒が好きな人たちにはたまらない。
あちこちに配置された酔っ払い人形たち(等身大)もたまらない。
笑い上戸、路上寝など、ユーモラスな中にリアルが潜む泥酔姿。
「こうなるまで飲むなよ」という店側の粋な忠告なのかもしれません。
レッツ・トライ「雪国」ワールド!
宿に連絡すれば駅からの送迎を頼めるようなのですが、街並みが見たかったので散策しながら(道に迷いかけながら)「雪国の宿 高半」へ。
川端康成が1934~1937(昭和9~12)年に旧「高半旅館」に逗留し、小説「雪国」を執筆したそうです。
旅館内にある「文學資料室」には、川端康成が宿泊した「かすみの間」が移築・保存されています。
「雪国」の初版本を始めとする書籍、宿ゆかりの文化人の書画などがずらりと展示。
※「かすみの間」は宿泊客のみ見学可。
突然ですが、恥を承知で発表いたします!
冒頭だけ知ってる(読破できなかった)名作文学ベスト4!
- 川端康成「雪国」
- 夏目漱石「吾輩は猫である」
- フランツ・カフカ「変身」
- 太宰治「人間失格」(第一の手記)
※個人の感想です。
冒頭だけでも脳内にぶわっとイメージが広がり、読んだ気になってしまったのだから仕方ない。
名作ゆえのメディア展開、映画・ドラマなどを見て読んだ気になってしまったのだから仕方ない。
「すみません、読んでません」と心の中で謝りながら、のんびり見学しました。
湯沢高原スキー場/パノラマパーク
2泊3日にしたものの、「雪国」関連の目的は初日でほぼ達成、完全にフリーな2日目。
ロープウェイに乗ってみることにしました。
旅のスイッチが入ると、高いところにのぼりたくなる。
遠くまで見渡せるし、ロープウェイがあるから山登りも楽々!
湯沢高原ロープウェイの周辺は、冬季はスキー場になるようですが、この時は緑の輝く夏の景色でした。
ゴンドラの中で軽く緊張、できるだけ見下ろさないようにしながら、しばしの空中散歩。
※高い場所が苦手。
パノラマステーション(山頂駅)に着き、地面を踏みしめてほっとしたのもつかの間、一面に広がる緑を前に「来てみたのはいいが、これからどこへ行けばいいのか」と途方にくれました。
急ぐことはない、深呼吸してからぐるりと景色を確認。
足元の草の黄緑、針葉樹の緑、近くの山の青みがかった緑、遠くに連なる山々の青へと続いています。
いい眺め、空気がうまい!
「来てよかった」と満ち足りた気分になっていると、ふと新潟のご当地キャラ(ゆるキャラ)の「レルヒさん」を思い出しました。
「レルヒさん」のモデルは、日本で初めてスキーを指導したオーストリア=ハンガリー帝国軍人、テオドール・エードラー・フォン・レルヒ少佐(当時)。
生粋のスポーツマンだったレルヒが、現代の技術で整備された白銀のスキー場を見たら大喜びするはず。
最新式のスキー用具とウエアを身に着けて、ゲレンデに美しいシュプールを描くレルヒ、スノボにチャレンジするレルヒ……と、妄想が止まらなくなりました。
ちなみに、私のスキー歴は小学生の頃の1回限りです。
高原植物園 アルプの里
庭園や植物園に行くのが好きなので、「高原植物園 アルプの里」も満喫。
高山植物や山野草などの多様な植物たちも、昆虫、両生類、爬虫類などの多様な動物たちも元気いっぱい。
童謡「手のひらを太陽に」が頭の中で流れ始めました。
雪の多い地域だからこそ、生き物たちは夏の季節をエンジョイするのでしょう。
ロックガーデンは、自然の岩場のように岩や石を配置して作った庭。
自然に配置された岩と高原植物が、高原の気候や雰囲気にマッチしています。
水辺の植物が楽しめる「あやめヶ池」は、空中庭園のような、映画「天空の城ラピュタ」の空に浮かぶ城のような不思議な風情があります。
山の上に存在する、自然と人工とが混ざり合った美しい場所で、日光にキラキラと輝く水面や風にそよぐ草花を眺め、葉ずれの音に耳を澄ませました。
もっと歩いてみたくなったので、ミニトレッキングコース(30分コース)に挑戦。
歩いていると、靴底から土や石の感触が伝わってきます。
日常生活で歩くのはアスファルトで舗装された道路ばかり。
久しぶりに歩く土の道に、五感が刺激されました。
腹ペコから腹いっぱいへ
たっぷり歩いて食欲増進、勇気を奮ってストロング昭和テイストの料理屋に入りました。
混雑していなかったものの、周りは家族連れなどのグループがほとんどで、一人客はどうやら私だけ。
大きな座卓の前にぽつんと正座して料理を待っていると、右後方からいわくありげな中高年カップルの話し声が聞こえてきました。
下世話な好奇心を大いにくすぐられながら、己の存在感の透明化を試みつつお茶をすすりました。
メニューを見てもボリュームがわからないので、とりあえず2品注文。
やがて、店員が山盛りの舞茸の天ぷらと岩魚の塩焼きを持ってきました。
あれ?この組み合わせでよかったのか?
問題なし!食べたいものを食べようぜ!
岩魚を一口、パリッと香ばしい皮と塩味、ふわふわの白く柔らかい身。
海の魚を食べて育ったので、川魚は「特別な食事」という感じがします。
揚げたての天ぷらをかじると、衣はサクサク、舞茸はジューシー!
おいしい!……が、1個がでかい、量が多い!
山盛りは嬉しいけれど、完食できるか少し不安になりました。
塩→油→茶→塩→油→茶……
無言でひたすらもぐもぐ食べていたら、なんだか笑いがこみ上げてきました。
どちらも食べたくて、どちらもおいしいけれど、どうにもアンバランス。
思いがけず面白い夕飯になってしまった。
にやにやしながら、旅のごちそうを味わいました。
それにしても、悔やまずにはいられない。
ライスを注文すればよかった!
※新潟米のライスが期待できる。汁物もあれば尚良し。
越後湯沢、また遊びに行きたいです。
それではごきげんよう、よい旅を!


コメント
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。